NYから車でカナダの プリンスエドワード島 (Prince Edward Island) へ行ってきました!プリンスエドワード島は、赤毛のアンの舞台となった美しい島です。
ずっと行きたいと思いながらもなかなか実現できなかった
アトランティックカナダのプリンスエドワード島、ノバスコティア、ニューブルンスウィックを旅してきました。
プリンスエドワード島へ
今回は、車で周ることができ、かつ安全でアウトドア設備が整っているカナダということもあり人生初となるキャンプを試してみました。アトランティックカナダには、例えばキャベンディッシュのプリンスエドワード国立公園内などのように、海辺に美しいキャンプ施設がたくさんあるのです。
あまりきっちりと計画を立てずに出発。天候が変わりやすい地域なので臨機応変に予定を変更しつつ行動することにしました。
カナダは観光案内所が多く、親切なスタッフが案内してくれたり、ちょっとエコではありませんがたくさんのパンフレットが用意してあったりと、ドライブ旅行おすすめですよ。
ちなみに私はもともと全然アウトドア派ではありません。
むしろキャンプっていうと引いてしまうタイプだったのですが、カナダでキャンプを体験してみて
こういうお休みの過ごし方もいいなぁ、って魅了されて帰ってきました。
キャンプとはいえ、実は今回自炊は全然していません。
なぜなら新鮮でおいしいシーフードをはずすことはできませんから。
▶️ シーフード好きのためのプリンスエドワード島 美味しいレストラン4選&見逃せないグルメスポット
観光とドライブ中心ということで、実はホテルのような使い方の寝泊り中心でしたが、
美しい自然の中で波の音や鳥のさえずりを聞きながら寝起きするのはとても気持ちのいいものです。
近場でキャンプできる場所があれば、キャンプ場でご飯作ったり、本を読んだり、お昼寝したり、
ゆっくりとくつろいだ本当のキャンプ体験をしてみたいと思っています。
また、プリンスエドワード島で宿泊するならホテルではなく、B&B(ベッド&ブレックファスト)が絶対におすすめです。中心地シャーロットタウンに泊まってそこを拠点に島のあちらこちらへドライブで行きます。
🌸 シャーロットタウンのおすすめお宿 → Fairholm National Historic Inn
ニューヨークからプリンスエドワードアイランドまでは、車で13.5時間かかる距離です。
途中カナダに入ってすぐのセントアンドリュースで1泊してからプリンスエドワード島入りしました。
プリンスエドワードアイランドに入る時に渡るコンフェデレーション橋は長さ12.9kmもあり、
時速80kmで走っても通過するのに10分もかかるというとてもとても長い橋です。
よくこんな長い橋を作ったものだ、と感嘆します。
通行料は島から帰って来る時に徴収されるのですが、なんとCAN$45もします。
高い通行料で有名なジョージワシントンブリッジ$13を大幅超え。
でも渡る橋の長さが全然違います。
プリンスエドワード島の橋はNYの橋の長さ約13倍、そして料金は約3.5倍なのです。
プリンスエドワードは自然豊かな本当に美しい島でした。
この美しい緑は、赤毛のアンに出てくるおばけの森です。
日本ではプリンスエドワード島と言えば、「赤毛のアン」と思う人が多いようですが、
「赤毛のアン」ファンでなくても、ビビッドで美しい景色、赤土のビーチ、美しいドライブルート、美味なシーフードと魅力いっぱいで十分楽しめると思います。
でもせっかく行くのなら物語の復習をしておくとさらに楽しめます。
プリンスエドワード島の昔ながらの赤土の道路の光景。
プリンスエドワード島のお花畑の光景の美しさは世界有数ではないでしょうか。
広い大地に風車の光景。
鮮やかな色で映える漁港。
ビーチ遊びもできるし、
かわいい動物たちにも会える。
そうそう、きつねにも普通に出会える島、プリンスエドワード。5日間の滞在中に3匹に出会いました。
ちなみにこの写真は 赤毛のアンの家 の裏手にて。アンの家はとてもかわいいおうちでした。
趣味で家畜をしたり、農業をしたりしている人がとても多いプリンスエドワード島。
この島の人たちは本当に島のことを好きで大切にしています。
島に訪れてみるとそんな思いがひしひしと伝わってきます。
旅行者が困っている姿を見たら、島の人たちが声をかけてくれて助けてくれます。
本当に優しくて、フレンドリーな人々です。
シーフード三昧のグルメもとにかく大きな魅力でした。
Malpequeのオイスターは今まで海外で食べたことあるオイスターの中でダントツのおいしさでしたし、
ムール貝も山盛りででてきます。さらにロブスター、ベリー類も豊富。ノバスコティアではさらにキングクラブ、サーモン、Digbyのホタテもおすすめです。
プリンスエドワード島から足を延ばすなら
今回、プリンスエドワード島と一緒に ケープブレトン島 へも行ってきました。
ケープブレトン・ハイランド国立公園 (Cape Breton Highland National Park) とその周辺には、カボットトレイルという絶景のドライブコースの他、スコッチシングルモルトの醸造を行っているThe Glenora Inn & Distillery、電話を発明したアレクサンダー・グラハム・ベルのミュージアム、ケルトミュージックなどなかなか楽しめるスポットが点在しています。
この公園のハイキングコースのひとつ、スカイラインというコースはドラマティックなコースで
もう本当に誰にでも強くお薦めしたい、心に残るハイキングコースでした。
とても大きなムースに遭遇しました。いつもムースは遠くの方で水中から顔を出していることが多い印象ですが、今回は目の前でしかも立派な角をもったオス。
スカイラインコースのフィナーレは崖下には大きな海が広がる、急斜面。
私が訪れた時はちょうど超強風で吹き飛ばされそうな勢い。
どれくらい強い風かというと、眼鏡のレンズが飛んでいってしまった人がいるほどです。
なので、足元は整備こそされていますが、本当に怖かったのです。
でも空と海の開放的な景色が本当に綺麗でした。
ディナーのレストランから見えた夕焼けが信じられないくらい美しく、心に焼きつく光景でした。
この他、ハリファクスとその周辺のマホーンベイ、世界遺産のルーネンバーグ、干満の差世界一と言われるファンディー湾にあるホープウェルロック等にも立ち寄り帰ってきました。
8月中旬ごろまででしたら、まだ夏のいい気候で夏休みを過ごすのにお薦めだと思いますので
よかったら訪れてみて下さい♪