アメリカでは2月の第3月曜日は「ワシントンの誕生日」 (Washington’s Birthday) で、アメリカの祝日です。今年2021年は、バレンタインデーの週末が、3連休になっていて街はとても賑わっています。この「ワシントンの誕生日」は、多くの州が祝日となっていますが、州毎にこの祝日の呼び方が異なり、「大統領の日」 (President’s Day) などとも呼ばれています。バレンタインデーの週末の三連休なので、例年であれば、旅行で遠出している人がもっと多かったと思いますが、今年は、ウィズコロナで、自宅周辺で過ごしたり、プレジデントデーセールのショッピングを楽しむ人も多くなっています。
2月の第3月曜日は、「大統領の日」と呼ばれるお休みです。この祝日は、アメリカ独立戦争の英雄で、初代大統領となった、ジョージ・ワシントン (George Washington) の誕生日を祝う日として、1879年にはじまったもので、連邦政府の定める正式な名称は「ワシントンの誕生日 (Washington’s Birthday)」となっています。1971年以来、祝日は、2月の第3月曜日となっているので、正式な日にちは関係ないのですが、ジョージ・ワシントンの正確な誕生日は、1732年2月22日です。現在、使用されているのはグレゴリオ暦ですが、かつて使用されていたユリウス暦では、1731年2月11日だったそうです。
プレジデントデーは、郵便局や多くの銀行がお休みとなる他、ニューヨーク証券取引所 (NYSE) や NASDAQ などの株式市場もお休みとなります。一方、普通のお店屋さんなどは通常通りオープンしていて、プレジデントデーセールを行っている所も色々あります。
「ワシントンの誕生日 (Washington’s Birthday)」の祝日は、それぞれの州で意味合いが異なり、ジョージ・ワシントン同様、歴代大統領の中でも特に尊敬されている、アブラハム・リンカーン (Abraham Lincoln 1809年2月12日生) の大統領もワシントン同様、お祝いの対象となっている州もあります。
こちらの映像では、そんな Washington’s Birthday の歴史が紹介されています。
日本から見たら信じられないかもしれませんが、アメリカは、国と州がかなり独立した存在となっているのが特徴で、祝日ですら、全ての州で統一の祝日にならず、祝日の名称も州によって異なっていたりします。「ワシントンの誕生日 (Washington’s Birthday)」についていうと、フロリダ、デラウェア、ロードアイランド、ノースカロライナ、ケンタッキー、ルイジアナ、ウィスコンシン、インディアナ、カンザスなど、こんなにも多くの州で、祝日ではありません。
アメリカのオンライン販売は、ウィズコロナの今増々人気を増していますが、プレジデントデーも大セールが行われる、人気のショッピングデーです。
バス&ボディワークス では明日、大人気のソープがセールになります。また、Amazon では、スキンケア用品の Buy 2 Get 1 Free や、Apple AirPods Pro が激安になったり、Over Stock の Blowout Saleでは家具やベッドマットレスなどが、色々お得になっていて、絶好のショッピングデーとなっています。
遠方への旅行に気軽に出かけることができるようになるのは、まだ先になりそうですが、以下、大統領にちなんだアメリカのスポットを紹介しておきます。
ジョージ・ワシントンにちなんで名付けられたワシントンDCやその周辺のワシントンのお屋敷、Mount Vernon などを訪れてみるのもおすすめです。
ワシントンDCのマダムタッソーには、アメリカ歴代全大統領の蝋人形が勢揃いしています!
サウスダコタ州のマウントラシュモアには、ジョージ・ワシントンをはじめ、著名大統領の顔が、巨大な岩山に描かれています。ロッキー山脈周辺のドライブ旅行で立ち寄ってみるのもおすすめ!
ジョージ・ワシントンの縁の場所が実はニューヨークにもあります。初代大統領の就任式が行われた、フェデラルホール です!
独立戦争の指揮官だった、ジョージ・ワシントンは、他にもニューヨークに色々と足跡を残しています。
アメリカでは、昨年、大統領選が行われ、今年は、大統領交代の年で、4年間に渡ってアメリカはもちろん世界を騒がせ続けたトランプさんのリアリティ大統領ショーが終了しました。国会襲撃など様々なドラマがありましたが、1月21日に、バイデン大統領が就任 し、穏やかな政治が復活しています。国会の上院では、国会襲撃事件への関与で、トランプさんの弾劾裁判が行われていましたが、昨日、おおむね党派数に応じた投票数となり、有罪とする 2/3 には達さず、無罪の評決となりました。今後は、トランプさん及び会社関連の会計や税金をはじめ様々な案件で、連邦政府、ニューヨーク州など地方レベルで司法裁判が行われていく可能性があります。
引き続き楽しい3連休をお過ごしください。