ニューヨークのアッパーウエストサイドにある人気ミュージアム、アメリカ自然史博物館の待望の新館が、2023年5月初旬にオープンしました。グッゲンハイム美術館風で曲線美が美しい外観、中はまるで洞窟のような雰囲気で、ガウディのサクラダファミリアのような近代建築の巨匠の影響が随所に感じられる、ニューヨークの最新建築スポットで、早速、たくさんの人がやって来ています。広々とした真っ白な空間には、アメリカ自然史博物館の新しい展示スペースや、イマーシブエクスペリエンスのギャラリー、バタフライガーデン、ライブラリー、レストラン、ミュージアムショップなどができています。従来のアメリカ自然史博物館の展示ギャラリーへも繋がり、見どころがとても増えました。
ニューヨークでは、最近次々に新スポットが登場しています。先月、2023年5月初旬には、2014年にプロジェクトがスタートして以来、長期間に渡り工事が続けられていた、アッパーウエストサイドの人気ミュージアム、アメリカ自然史博物館に新館となる、ギルダーセンター (Richard Gilder Center for Science, Education, and Innovation) がオープンしました。アメリカ自然史博物館の新館は、博物館の敷地の西側にあり、コロンバスアヴェニュー沿いに入口があります。
総工費、$465 million かかっている豪華な建築で、まるで洞窟の中のような面白い建物になっています。
アメリカ自然史博物館のギルダーセンター (Richard Gilder Center for Science, Education, and Innovation) は、Jeanne Gang 率いる建築スタジオ、Gang Studio によるデザインで、自然と建築が融合した感じの広々とした空間が広がる、現代の博物館らしい建物となっています。もともとは、150周年記念となる 2019年のオープンを予定していましたが、遅延し、今年2023年のオープンとなりました。
1階正面北側には、昆虫のギャラリーが誕生しています。アリ、ハチ、バッタ、カブトムシ、クワガタなどなど身近な虫たちが色々登場します。可愛い蜂の巣のコーナーが大人気です。
4階建ての建物で、壁には、巣のような感じで、不規則に穴が点在がしていて、色々な角度から面白い眺めが楽しめます。カサミラ やサグラダファミリアなど バルセロナの建築でお馴染みのガウディ(Antoni Gaudí) の建築のようでもあり、また、外観は、ニューヨークの代表的な建築スポットになっている、フランク・ロイド・ライトがデザインした グッゲンハイム美術館 のような雰囲気も感じられる、とてもお洒落なデザインです。
2階には、バタフライガーデン、Davis Family Butterfly Vivarium が移転して来ている他、
新しいレストランも登場しています。
フロア間は、階段で行き来でき、それぞれのフロアから、従来の博物館ギャラリーへと出入りすることができます。
各フロアの正面右手に当たる南側には、これまで倉庫の中で眠っていたような様々な分野の標本や、化石、遺品などが展示されています。
階段も美しい照明に照らされて、曲線も美しいスタイリッシュなものになっています。
3階には、プロジェクションマッピングを使用した、新イマーシブエクスペリエンス、Invisible World があります。
4階が最上階となり、上から建物の全体像を見渡すことができます。天井の穴は、天窓になっていて、自然光が全体を照らしていて美しいです。中央には、広々とした空間が広がり、少し教会のような雰囲気が感じられます。
4階の図書館です。こちらも不思議な感じの美しいフォルムのライブラリーが登場しています。
新館に誕生した新アトラクションを含む最新の展示やショーの様子は、こちらで詳しく紹介しています。
1階には、新しいミュージアムショップも出来ました。これまでのお店とは、少し違った品揃えで、昆虫やお花がテーマとなっている商品が色々置いてあります。
お店は、新館1階の一番奥にあり、洞窟の中に隠れている感じになっています。
新館からは本館へは、各階から繋がっています。本館の鉱物・宝石ギャラリーへ向かう途中の道には、美しい鉱物の展示があります。アーカンソー州の山脈、ウォシタ・マウンテンズ (Ouachita Mountains) から来たもので、透明度の高い、とても美しいクリスタルです。
新館は、アメリカ自然史博物館を訪れたら、是非訪れたい人気スポットになっています。
建物の中の雰囲気が分かる映像はこちらです。今、ニューヨークの最新写真スポットとして、ニューヨーカーたちにも大人気になっています。
アメリカ自然史博物館は、映画の舞台にもなった、ニューヨークの大人気ミュージアムです。
アメリカ自然史博物館への行き方や見どころ、全体像は、こちらをどうぞ。
