ニューヨークは今週末、とてもいいお天気です。アウトドア日和の今日、7月15日にオープンしたばかりのガバナーズアイランドに行ってきました!ガバナーズアイランドは、ニューヨークから気軽にピクニックに訪れることができ、緑の芝生や美しい花々に囲まれながら、ニューヨークハーバーやロウアーマンハッタンの摩天楼の絶景が楽しめる、ちょっとしたリゾート気分を味わうことができる、ニューヨークの夏のおすすめスポットです。
ガバナーズアイランドは、マンハッタンの南、ニューヨークハーバーに浮かぶ小さな島で、例年5月から10月まで季節限定でオープンしています。
ガバナーズアイランド行きのマンハッタンからのフェリー乗場は、スタテンアイランドフェリー乗場のホワイトホールターミナル (Whitehall Terminal) の東側のお隣、Battery Maritime Building です。
ガバナーズアイランド行きの公式フェリーは、予約制となっていて、こちら から、オンラインで事前にチケットを購入します。通常、往復3ドルですが、週末の午前中は、無料となっています。公式フェリー以外では、NYC Ferry があり、ウォールストリート (Wall Street/Pier11) から、ガバナーズアイランド行きが出ています。こちらは、予約の必要はありません。
フェリー乗船前には、予約のチケット確認があります。
マンハッタンの摩天楼を眺めながら、ガバナーズアイランドへ出発。お天気のいい日は、ニューヨークの景色が最高です。
ガバナーズアイランドってどこにあるんだろう?どこまで連れてってくれるのだろう?と初めての人はワクワクすると思いますが、実は、驚くほど近くにあります。ニューヨークのマンハッタンのダウンタウンからも島が見えるくらい目の前にあり、フェリーに乗って、10分程で到着します。
島に数か所スタッフ常駐のステーションがあります。こちらは、マンハッタンからのフェリーが到着するターミナルにある、ウェルカムステーション。お土産などもありました。
もう一つは、ブルックリンからのフェリーが到着する、ヤンキーターミナル前。例年、ブルックリンブリッジパーク間を結ぶ航路もありますが、今年は、レッドフック (Red Hook/Atlantic Basin) のみからとなっています。案内所には、ガバナーズ島の地図 などもあります。ガバナーズアイランドもコロナ対策を頑張っていて、島のあちらこちらに除菌ジェルを設置したりしています。
サイクリングが楽しめる島、ガバナーズアイランドは、バイクレンタル屋さんや、シティバイク もあります。4人乗りの家族で乗れるバイクも大人気でした。
歩いても回れるし、自転車で回るのも楽しいです。どちらもおすすめです。
自由の女神がとても綺麗に見えます。
スタチューフェリーも動いていました。月曜日から 自由の女神行きも再開 されます。
ガバナーズアイランドの名所の丘、The Hills。ザヒルズには、いくつもの丘がありますが、島一番の高所の Outlook Hill が、やはり一番の絶景スポットです。
コロナ対策で、人が集まりやすい人気の場所には、人数制限のルールもできています。丘に一度に上れる人数は35人まで。
いつも人気のスポットなので、それは少なすぎるんじゃない?って思ったのですが、登ってみたら、なんと、数人しかいませんでした。
今とても空いているので悠々とのんびり景色が楽しめます。
丘を上る途中、緑に囲まれた自由の女神など珍しい景色も発見。
美しい立派な芝生が風になびく展望スポットの Grassy Hill、
子供たちに大人気の滑り台エリア、Slide Hill などがあります。
ザヒルズ (The Hills) は、こちらで詳しく紹介しています。
ガバナーズアイランドの一番の楽しみ方は、ピクニックでのんびりと過ごすこと。島中至るところに芝生やベンチ、椅子があり、ピクニックが出来るようになっています。おすすめのエリアは、島の最南端にある、ピクニックポイント (Picnic Point) と呼ばれるエリア。緑の丘の向こうにはマンハッタンの高層ビル、反対側の海側には自由の女神を見ることができます。
楕円形をしたピクニックスペースの Oval、
どこまでも伸びる美しい緑の芝生エリア、Play Lawns。美し過ぎる景色を眺めながら本当に贅沢な時間が過ごせます。
島には、アーバンファーム (Urban Farm) という、園芸エリアがあり、お花や野菜などが育てられています。可愛い夏のひまわりも満開!
ガバナーズアイランドでは、様々なアクティビティも行われていて、例えば、アーバンファームでは、参加型のアクティビティ、GROWNYC’S TEACHING GARDEN が開催されています。
ハンモックグローブ (Hanmmock Grove) では、ハンモックに揺られてくつろぐことができます。ハンモックグローブのお隣には、キッズに人気のアスレチックエリアもあります。
ガバナーズアイランドでは、オイスターを育て、海水を綺麗にしようという Billion Oyster Project が行われています。
島で最も巨大なのが、島の中央にある Ligget Hall です。その周辺には、色々なベンダーが集合していて、テーブル席も用意されています。ランチを持参してない人は、こちらの利用がおすすめです。
クレープ屋さんや、タコス屋さん、コーヒー屋さんなど色々あります。食事は、この他、マンハッタンへのフェリー乗場近くに、TACO VISTA、ISLAND OYSTER があります。ISLAND OYSTER は、まだオープンしていません。ガバナーズの食事スポットの詳細は、こちら です。
Ligget Hall の北側は、Colonels Row と呼ばれるエリアで立派な邸宅が並んでいます。邸宅前には、広々とした芝生のエリアがあり、ここでもたくさんのニューヨーカーたちが、のんびりくつろいでいます。
島の中には、昔の歴史の名残を残す、こんなシアターのような建物も。ガバナーズアイランドは、長い間、軍の基地があり、軍関係者の住宅地があった場所です。21世紀に入り、NYC に管轄が移り、2005年から公園として一般に公開されています。その後、着々と公園としての開発が進められていますが、まだ手付かずで、かつてのまま残されている建物も多くあります。
マンハッタン行きのフェリー乗場近くの Nolan Park と呼ばれるエリアも、古いおうちが並ぶエリアで閑静なくつろぎスポットとして人気です。
ガバナーズアイランドには、この他、色々なパブリックアートも飾られています。
自由の女神と美しいマンハッタンの摩天楼ビューをバックに映えるこちらのアートは、LIFE WITHOUT TRAGEDY と題された、ギリシア人アーティスト、Kostis Velonis さんの作品です。
教会の建物に描かれた顔のアートも楽しいです。
週末は、内部が公開されています。
島一番の立派な建物、Ligget Hall の中央部分も、アートで飾られています。
面白いハンガーの巨大アート。
ガバナーズアイランドは、日帰りだけでなく、実は、グランピング (Glamping) で宿泊できるようになっています。お部屋は、3種類あり、テントタイプが2種類、コンテナタイプが1種類あります。
ガバナーズアイランドで、グランピングを運営しているのは、Collective Retreats です。結構いいお値段するのですが、NYC に近いのがセールスポイントです。ラグジュアリーなゴージャスなタイプのテントもあり、さっそく宿泊している人たちもいました。
マンハッタン行きのフェリー乗場近くの丘の上にある、フォート・ジェイ (Fort Jay) の東側の入口付近には、こんなブーケのように美しいアジサイが咲いていたり、お花や緑が美しい自然がいっぱいの島です。
ガバナーズアイランドでは、週末を中心に、様々なイベントが開催されます。
こちらでは、アートイベントを中心に、キャッスル・ウィリアムズ (Castle William) や、フォート・ジェイ (Fort Jay) など、ガバナーズアイランドの歴史的なスポットも合わせて紹介しています。是非参考にしてみてください。