ニューヨークでは、色々な場所で個性豊かな存在感ある「グラフィティ」と呼ばれる楽しいストリートアートを目にします。ニューヨークのグラフィティでよく知られるエリアの一つ、イーストハーレムには、グラフィティ・ホール・オブ・フェイム (Graffiti Hall of Fame) と呼ばれる歴史ある壁画スポットがあります。なんと学校の壁がグラフィティのキャンバスになっている面白いスポットで、様々なグラフィティアーティストの作品が所狭しと描かれています。今年も、グラフィティ・ホール・オブ・フェイム (Graffiti Hall of Fame) で毎年恒例となっている、ヒップホップ文化のコミュニティイベントが開催され、面白い作品が色々描かれました。
ニューヨークの有名グラフィティスポットは、例えば、ロングアイランドシティの 5 Pointz や、ブッシュウィック などグラフィティが色々点在していますが、スパニッシュハーレム、エルバリオ (El Barrio) とも呼ばれる、イーストハーレムもそんなグラフィティの有名エリアの一つで、街角に様々な壁画が見られます。
イーストハーレムの有名な壁画スポットと言えば、学校の壁いっぱいに様々なウォールアートが描かれている「グラフィティ・ホール・オブ・フェイム」(Graffiti Hall of Fame) です。場所は、ラテン系ミュージアム、エル・ムセオ・デル・バリオ の裏手、E. 106th St の Madison Ave と Park Ave の間にある Jackie Robinson Educational Complex の校庭 (地図) です。
グラフィティは、ニューヨークで50年程前に誕生したヒップホップ文化の一つで、かつては公共スペースに無断で描くという違法行為的な活動からスタートしましたが、その後、ヒップホップの各分野同様、常識を覆し成長を遂げ、今や世界各地の都市部ですっかり定番となっている身近なアートとなっています。グラフィティ・ホール・オブ・フェイム (Graffiti Hall of Fame) は、グラフィティを堂々と描いていいスペースが少なかった 1980年からアーティストたちに校庭の壁をキャンバスとして提供し、グラフティが描かれている歴史的な壁画スポットです。
内側の壁だけでなく、外側にもぎっしりと様々な作品が描かれています。
グラフィティ・ホール・オブ・フェイム (Graffiti Hall of Fame) では、8月下旬頃に毎年恒例のコミュニティイベントが開催され、DJによるヒップホップの音楽が流れる中、グラフィティアーティストたちが集まり、新しい作品を描き上げます。
今年2024年は、8月21、22日の週末に第44回目となるイベントが行われました。会場では、様々なアーティストたちの新作を見て回ったり、Tシャツや本など色々なグッズを購入することができます。
グラフィティのルーツは、ヒップホップ文化と言うことで、DJ やラッパーたちも登場し、会場をヒップホップの音楽で盛り上げます。
校庭の壁には、ニューヨーク界隈ではどこかで見覚えがある、お馴染みのグラフィティアーティストの作品も色々描かれています。
グラフィティ・ホール・オブ・フェイム (Graffiti Hall of Fame) のイベント二日目の午後に訪れてみました。グラフィティ制作の中心となっていたのは、校庭の壁ではなく、校庭の中央に点在する直方体の特設キャンバスで、周囲4面に異なった作品が描かれていました。
壁画の最も巨大な作品が描かれている最中で、作業の様子を見ることができました。
トラと女性をモチーフとした迫力のある作品です。
全体的には男性アーティストが多いですが、何人か女性アーティストたちも頑張っていました。ブルックリンを拠点とする女性アーティスト、Danielle Mastrion の美しい作品です。目の描き方や色使いなど本当に綺麗でアーティストさんが描いている姿に釘付けになっていました。
Shiro One の躍動感あふれる B-Girl を描いた作品。元気がもらえる可愛い作品でした。
アーティストの分身のような赤いニューヨークヤンキース帽が印象的なキャラクターの楽しい作品です。
アーティストたちの中には、お店を開いている人たちも。
子供たちは、サイン帳を持ってそれぞれのアーティストにイラストやサインを書いてもらっていました。
こちらのアーティストは、CortesNyc で、個性的なフォントスタイルが印象的です。
グラフィティ・ホール・オブ・フェイム (Graffiti Hall of Fame) の 40年以上続くコミュニティイベントの伝統なのか、子供たちが熱心にアーティストたちが描く様子を見ていたり、サインやイラストをお願いしていたのが印象的でした。
中には、まだ下書き段階で急ピッチで描いているアーティストさんもいました。
マンハッタンにしては、広い校庭の学校で、なかなか立派な遊具もあり、近所の子供たちの人気の遊び場になっています。
イベント以外の日でも、週末は、校庭が開放されていて、近所の人たちが遊びにやってきたりしているので、校庭内のグラフィティも見学したりすることができます。
アーティストたちがサラサラと絵を描いて作品を完成させていく様子を見るのは、なかなか感動します。
アーティストたちがたくさん集まって、グラフィティを描くイベントは、以前、ジャージーシティでも見に行ったことがあります。
グラフィティイベントは行ってみるとなかなか面白いので機会があればおすすめです。
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