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ニューヨークの地下鉄にガーディアンエンジェルス再び登場!

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平和な時代が長く続いているニューヨークですが、今年に入り、騒がれているのは、通りや地下鉄でランダムに起こっている切り裂き、刺傷事件です。重症となったケースはないようですが、特定の人物やグループによるものではなく、動機も不明、顔見知りでもなく、そして何よりランダムに起こっている点が、人々の不安を掻き立てています。ニューヨークでは、全般的には犯罪は減っているようですが、今年に入り、このような犯罪は、昨年の同時期と比べ、19パーセント上昇していて、特に交通機関内やその周辺で移動中に起こる犯罪が増えています。
そんな中、市民グループのガーディアンエンジェルス (Guardian Angels) のボランティアたちの活動が取り上げられるようになってきています。ここ最近、ちょっと物騒になってきているニューヨークの地下鉄でも、20数年振りにガーディアンエンジェルス (Guardian Angels) たちが見まわりを開始し、安全のために目を光らせてくれています。

ガーディアンエンジェルス (Guardian Angels) とは、昔、ニューヨークに犯罪が溢れ、とても危険だった時代に、自警のために設立された市民グループによるNPOです。当時ニューヨークの財政状態が悪く、警察の数も減少していたため、1979年にCurtis Sliwaさんが、自警のための市民グループ「ガーディアンエンジェルス (Guardian Angels) 」を設立しました。現在では、東京なども含め世界中の様々な都市に広がっています。
こちらの記事にあるように、設立当初は知名度を高めるために活躍のストーリーを作り上げていたこともあったようですが、実際の活躍も伴うようになり、知名度が上がってくると今度は本当に命を狙われるようになってしまいました。Curtis Sliwaさんは暗殺のターゲットとなり、銃撃されたり、犯罪組織から狙われる存在となっていったようです。90年代中頃から、ニューヨークでは、警察の数も増加し、次第に安全になっていったため、自警がそれほど必要でない時代が続き、次第にガーディアンエンジェルスは、子供たちへの安全教育などへと軸足を移してきていました。
ところが昨年頃からガーディアンエンジェルス (Guardian Angels) が再び自警の活動を活発化させています。まずは犯罪が増えつつあるセントラルパークのパトロール活動を開始し始めました。そして、今年から、20年振りに、地下鉄のパトロールも開始し、日中と夜間のシフト制で、朝から深夜1時まで活動を行っています。

こちらは、ガーディアンエンジェルスをスタートさせたCurtis Sliwaさんのインタビュー映像です。

こちらは1970年代の地下鉄での活動の様子です。

ガーディアンエンジェルスの活動が始まったというのは、ニューヨークの治安悪化の象徴です。決して喜ぶべきことではないのですが、市民レベルでそういった活動を行う人たちがいるというのはすごいことです。

ちょっとしたはずみで起こる軽犯罪を抑止するには、このガーディアンエンジェルスの赤いベルベットにジャケットという目立つユニフォームの人たちが巡回して見張っていますという存在をアピールしてくれるだけでも、とても効果があるのではないかと思います。
NYPDもNYPD CompStat2.0という便利なサイトを公開していて、ニューヨークの犯罪に関する様々なデータを簡単にチェックすることができるようになっています。そんなデータも参考にしつつ、いずれにしても、深夜や人通りの少ない場所などでは、特に気をつけて、まわりに注意を払っておいた方が良さそうです。

ニューヨークの地下鉄にガーディアンエンジェルス再び登場! was last modified: 9月 6th, 2016 by mikissh

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