ハーレムにあるハミルトングランジを後にし、ヨーロッパのお城のような建物を目指して坂を登ってきました。辿り着いたこの美しい建物は、City College of New York(CCNY)、City University of New York(CUNY)の大学の一部だそうです。ニューヨークには、コロンビア大学、ニューヨーク大学などの有名大学がいくつもありますが、なかなかその他の大学までは知られていないかもしれません。でもこのCCNYは、1847年に設立された長い歴史がある大学で、ノーベル賞受賞者を9名も輩出している大学なんだそうです。いい雰囲気の外観で、中に入ってみたくなる建物です。
ハーレムの丘の上に見つけた美しい建築、白と黒のモダンな色使いがいい感じの美しい門です。
まるでイギリスかどこかにやってきたよう、こういう雰囲気の建築をどこかで見たことがあるような気がします。有名な建築家George B. Postのデザインにより、20世紀初期の頃に建てられたそうです。
それにしても白と黒のブリックのコントラストが巧みで美しいです。雪景色も似合い、赤いドアへと続く道も趣があります。
このかっこよくポーズを決めている人は、大学の2代目学長です。
1907年に完成した、Shepard Hall。白いレースの縁取りがされているようなかわいいデザインです。
キャンパスだけではありません、ハミルトンハイツ周辺は昔からの外観をそのまま残している教会やタウンハウスも多いので、建築好きは散歩してみると楽しめると思います。
ハーレムのハミルトンハイツ周辺の住宅街の様子です。この坂を下って行くとハドソン川が見えてきます。
このエリアのタクシーはこのグリーンのタクシーになります。
散策終了後、地下鉄に乗る直前に、地元民でとても混んでいるFlor De Broadwayというお店を発見。何のお店かよくわかっていなかったのですが、お店の前に立っていた看板と、店内の活気を見て飛び込んでみました。
このお店、どこの国と特定できませんがカリビアン系レストランです。テイクアウトで買ったのですが、すごいボリューム、そしてそのコストパフォーマンスのよさにびっくり。ゴートシチューというメニュー自体、なかなか普段お目にかかれない料理ですが美味しくできていました。マンハッタン内でもエリアによってこんなにもお店の種類やコストも違うのです。違うエリアに足を運んだらその場所らしいものを試してみると新しい発見があります。やっぱりローカルに愛される店ははずしません。まずカウンター越しにオーダーし、後で支払う仕組みのよう。少し手間取りましたが、無事ゲット。店内で食事を取ることもできますが、あまりゆっくりくつろげる雰囲気ではないので、テイクアウトがおすすめです。
ハーレムの特徴は、一言で言うと、”ダイバーシティ”、様々な国から来た人たちが共存して暮らし、新しいカルチャーを生み出し、日々進化していってます。いかにもニューヨークらしいエキサイティングな場所。
そんなハーレムを紹介する、NYCが作成したビデオがこちらにあります。
意外と知らないスポットがいっぱいですね、暖かくなってきたらまたハーレムを散策してみようと思います。