ニューヨークには、様々なパブリックアートが飾られていますが、先日、グランドセントラルターミナル近くに新作アート、カバのバレリーナ (Hippo Ballerina) が登場しました。場所は、グランドセントラルの南側にある小さな広場、パーシング・スクエア (Pershing Square) で、人気者になっていました。カバのバレリーナ (Hippo Ballerina) は、ドガのバレリーナを彷彿とさせるバレエの衣装に身を包んだ三体の愛嬌のある顔のカバさんたちで、気持ちのいい春のニューヨークで踊ってウキウキしている様子がおちゃめでとても可愛らしいです。
ニューヨークの有名な駅の一つ、グランドセントラルターミナルの南側、パークアベニュー陸橋の西側、41ストリートと 42ストリートの間に、パーシング・スクエア (Pershing Square) という小さな広場があります。テーブルや椅子が置かれ、喧騒の中のちょっとした休憩スポットになっています。
そんな広場に、現在、登場中なのが、おちゃめなバレリーナのカバ (Hippo Ballerina) です。
こちらの愛嬌のある、カバのバレリーナ (Hippo Ballerina) は、実はとても大きなカバさんで、高さは 4.6m (15-foot)、重さは 2.5トンもあります。これまで、ニューヨークのリンカーンセンターや、フラットアイアンビルなど、ニューヨークの街中に何度か登場しているので見かけたことがあるという人もいると思いますが、デンマーク人アーティスト、Bjorn Okholm Skaarup の作品で、現在は、グランドセントラル駅にやって来ています。
実はこの「カバのバレリーナ (Hippo Ballerina) 」は、バレリーナをモチーフとした作品を多く描いた著名な印象派アーティスト、エドガー・ドガの彫刻作品、14歳の小さなバレリーナ (Little Dancer of Fourteen Years) に影響を受けた作品です。
ドガの作品は、メトロポリタン美術館 をはじめ世界の著名美術館に展示されている他、MoMA など様々な美術館で特別展も開催されていることもよくあります。
ニューヨークで何度か登場しているカバのバレリーナは、今までは1体のみで飾られていましたが、今回は、サイズや雰囲気が異なる3体のカバが登場しています。こちらは、足を後方に伸ばし、アラベスクのポーズをとっていて楽しそうです。
ピエロのような衣装を着た小さなカバさんもいます。
思わずダンス姿で、一緒に写真を撮りたくなってしまう作品です。
グランドセントラル駅周辺は、オフィス街で、人の行き来も激しく、慌ただしい雰囲気ですが、パーシング・スクエア (Pershing Square) は、ちょっと一休みに便利なスポットです。そんな広場に彩りを添えるように登場した、楽しい雰囲気のカバのバレリーナは、2022年12月まで飾られています。
グランドセントラル駅は、とても趣がある建物で、人気観光スポットの一つです。
街中をお散歩しているだけでも、色々な楽しいアートに出会えるニューヨーク。
グランドセントラル駅の南側、パークアベニュー沿いには、恐竜やキングコングなどの面白いパブリックアートも登場していて楽しい雰囲気になっています。