シンガポールは、個性豊かでおしゃれなホテルがたくさんあるので、そんな中から気に入ったデザインやコンセプトのホテルを選んで、ホテル滞在も楽しめる都市になっています。今回のシンガポールの旅では1週間ほどの滞在の中、いくつかのホテルに滞在してみましたが、それぞれのホテルが明確なコンセプトを持ってデザインされていて、どこも素晴らしいホテルばかりでした。
その中で、最もヒップスター的なホテルだったのがホテル・ジェン・タングリン (Hotel Jen Tanglin) です。ホテル内のインテリアは、元気の出るビビッドな色使いとアーティスティックなデザインが施されていて、センスが良く、楽しい雰囲気でした。また地元シンガポールのローカルの生産者を応援すべく、地元産の商品を販売する場所ともなっているため、旅行者だけでなく、ローカルたちにとっても憩いの場所となっていて、エネルギーを感じる活気ある楽しい雰囲気となっています。
ホテル・ジェン・タングリン (Hotel Jen Tanglin) は、地下鉄のオーチャード駅から歩いて15分程の場所にあり、ホテルのすぐ側の大通りには頻繁にバスのやってくるバス停があり便利になっています。ホテルの隣にはTanglin Mallもあり、ちょっとした買い物にも便利です。また世界遺産にもなっているシンガポール植物園 (Singapore Botanic Gardens) も歩いて10分程度で訪れることができます。
ホテルは、2014年に全面改装されていることもあり、どこもかしこもモダンで綺麗です。
お部屋に到着。こんな可愛いお部屋でした。
窓にフィルムがかかっているのか、外の景色を撮ると、ちょっと独特なインスタグラム風の写真になります。中庭のプールビューです。オリジナルのクッションもかわいいです。
お部屋のデザインは、自転車やオーキッドなどもありますが、今回宿泊したお部屋は、金魚のお部屋です。
綺麗でモダンなバスルーム。
バスルームは決して広くはありませんが、モダンなデザインと、計算しつくされた必要スペースで快適です。
オリジナルのアメニティ。
“HELLO!”
洋服かけもお茶目なデザインです。
デスクもその他の家具もシンプルだけどオリジナルのデザインにこだわっているのがよく伝わってきました。これももしかしたら、地元のデザイナーさんとかとのコラボかもしれません。シンガポールのホテルはどこも WiFi 完備ではあったのですが、この Hotel Jen Tanglin の WiFi は、とびぬけてスピードが速くて快適でした。ちょっとしたことだけど、他のホテルがしない工夫をうまくできているのが随所に見られました。
2014年に誕生した Hotel Jen は、もともとはジャングリラホテルグループの Traders Hotel というホテルでした。個性を大切にする今の時代の旅行者をターゲットに、気軽に友人宅を訪問するような雰囲気で、快適なステイができるように、というコンセプトのもとにがデザインされたそうです。
そんなコンセプトを感じさせる明るいロビーには、日中になるとどこからともなく人々が集まってきて、いつもワイワイと人がいる雰囲気で賑わっていました。そんなオープンな雰囲気はちょっとニューヨークのエースホテルを思い出させます。ビュッフェレストランも人気があるので、宿泊者以外にもローカルもたくさん遊びに来ている感じがします。
フォトスポットになるような工夫もところどころに見られます。
トリックアート写真が撮れるスポットなどもあり、遊び心満点。
ホテルでは、無料のレンタルバイクサービスもあります。
朝食はホテルのビュッフェへ。J65 という名前のホテル内にあるレストランに向かいます。
朝食のビュッフェでは、朝食とは思えないほどの品揃えでした。シンガポールローカルはもちろん、インターナショナルに、イングリッシュブレックファストから、チャイニーズやインド系など、あらゆるニーズに応えられる品揃えです。
まるでマーケットにでもやってきたような綺麗なディスプレイが印象的でした。
シンガポールは紅茶が美味しいです。TWG など有名なブランドもありますが、ホテルが選んでくれているブランドだからだと思いますが、どれも繊細なフレイバーがきいていて美味。シンガポールでは、コーヒーより紅茶がおすすめです。
朝食はホテルのゲスト用ですが、ランチ、週末のブランチ、ディナーは誰でも訪れることができ、いつもにぎわっているレストランです。
大満足の朝食となりました。おかゆや、ヌードル、フルーツも美味しくて、ついつい長居してしまいます。
プールへもちょっと出かけてみます。
シンガポールは一年中常夏な気温ということもあり、プールがあると涼し気な気分になれます。寒い季節に訪れると、一年中ワンピースで過ごせるシンガポールは、少しうらやましいです。シンガポールの人々から見ると四季がある方が羨ましいのかもしれませんが。
そんな常夏のシンガポールと、秋から冬を迎えようとしている日本の両方を訪れる今回の旅では、夏服から秋・冬服まで幅広く持って行く必要があり大変でした。
Hotel Jen オリジナルブランド商品。1階のカフェで販売している商品なのですが、近所のガーデンへ遊びに行くときに持っていけ、とても便利でした。チョコレートはナッツ豊富な甘さ控えめなチョコレートで、美味しくいただきましたが、実はこの商品、ローカル生産のチョコレートで、他にはコーヒーなどもローカル産のものを提供していました。Hotel Jen ではそんな風にローカルのスモールビジネスを応援する形で色々な商品を扱っていました。
Jen Tanglin は、海外から来る旅行者はもちろんなのですが、それだけでなく、シンガポール在住のローカルの人たちにも支持されるホテルでした。シンガポールでは、ローカルの人たちも週末などにシンガポールのホテルに泊まって手軽にバケーション気分を味わう、いわゆる、ステイケーション (Staycation) が流行っているようで、日常を忘れて、非日常を味わうためにホテルに泊まって過ごしたり、ランチブュッフェを楽しんだりするお休みの過ごし方をする人も多いようです。
シンガポールの旅では、ホテル選び、そして滞在体験も楽みのポイントの一つだと思います。
Hotel Jen Tanglin Singapore
1A Cuscaden Rd, Singapore 249716 MAP
