7月4日は、いよいよ 245回目のアメリカの独立記念日 (Independence Day) です。例年、7月4日を挟んだ前後の週末にかけて、全米各都市で、様々な独立記念日に関するイベントが開催されます。今年は、アメリカは、コロナ後の日常を取り戻し、昨年中止となっていた色々なイベントが再開し開催されるので盛り上がりそうです。ニューヨークで独立記念日といえば、恒例のメーシーズ独立記念日花火大会や、ホットドッグ大食いコンテストなど、独立記念日ならではの盛大なイベントが色々あります。
ニューヨーク独立記念日花火大会
アメリカ独立記念日には、毎年全米でお祝いの花火イベントが開催されますが、ニューヨークでも盛大なアメリカ独立記念日花火大会が行われます。メイシーズの花火大会をはじめ、近隣のニュージャージー州などでも花火とイベントが楽しめます。独立記念日の花火大会は一年の中でも一大イベントです。
7月4日の花火大会の詳細はこちらです。マンハッタン、ミッドタウンの東側、イーストリバーで花火打ち上げが行われ、花火鑑賞の公式スポットもあります。NBC でテレビ中継もされます。
ニューヨーク独立記念日花火大会 2021 開催方法 場所 詳細発表!メイシーズ花火公式鑑賞エリア ワクチン接種完了者専用あり
昨年、はじめて、エンパイアステートビルから花火が打ち上げられましたが、今年も再び見られそうです。
すっかり復活した2021年の花火の様子はこちらです。大勢の人が2年振りの夏の人気花火イベントを見にやって来ていました。
ニューヨーク メイシーズ独立記念日花火大会 2021!マンハッタンの夜空を彩る7月4日の人気イベント大盛り上がりで完全復活
ネイサンズ国際ホットドッグ早食い選手権
ニューヨークの独立記念日の定番イベントとなっているのが、コニーアイランドで開催される、ネイサンズのホットドッグ早食いコンテスト (Nathan’s Hot Dog Eating Contest) です。女性のコンテストは、10時45分から、男性は、12時からのスタートです。ニューヨークのホットドッグ屋さんとして有名なネイサンズ主催の、ホットドッグ早食い競争は、毎年白熱の戦いが繰り広げられ、テレビでも中継される (ESPN3, ESPN2) 有名なイベントとなっています。今年は、ネイサンズの本店の隣ではなく、コニーアイランド Brooklyn Cyclones のホームスタジアム、Maimonides Park で開催されます。会場で見てみたいという人は、無料のチケットが、こちら の MLE (Major League Eating) のサイトでもらえます。
NYC では、ビーチもオープンしました。週末はもちろん、お天気のいい日は、コニーアイランドには、たくさんの人がやってきてとても盛り上がります。
フランスからきた自由の女神リトルシスター
アメリカ独立記念日に合わせて、ニューヨークの自由の女神のリトルシスターがフランスからやってきています。
自由の女神のリトルシスターは、7月5日までエリス島にいます。
自由の女神を訪れるフェリーに乗って、エリス島で下船すると会うことができます。
フェリーについてはこちらをどうぞ。
ワンワールドトレードセンター展望台から花火鑑賞パーティ
ワンワールド展望台では、独立記念日花火大会を楽しむ、プレミアムイベントが開催されます。
102階のフロアにて、8:00pm – 12:00am の間、景色と合わせて、ドリンクまたは軽食付きで楽しめます。 1人 $350 で大人限定となります。
花火クルーズ
ニューヨークの人気の サークルライン観光クルーズ から出る 7/4 花火クルーズ のスペシャルクルーズがあります。
出発地は、Pier 83 (West 42nd Street & West Side Highway) で、
6:45pm に出発し、帰りは、11:00pm – 12:00am です。チケット料金は、大人 $129、子供 (3-12) $99。
アメリカ建国当時を知ることができるニューヨークの名所を巡る
ニューヨークは素晴らしいロケーションの港街で、貿易の中心として、アメリカ建国当時からその重要性が認識されていた場所です。独立戦争初期には戦いの舞台となり、独立戦争終了までイギリス軍により占拠されていました。独立戦争終了後、一時アメリカの首都となったこともあります。そんな歴史からニューヨークには、アメリカ建国当時を知ることができる名所も残されています。今年は、コロナのためオープンしていない場所も多いですが、サイクリングやお散歩で歴史に触れる街歩きを楽しんでみるのもいいと思います。
フランシスタバーン
アメリカ独立前後、ニューヨークで人気があった酒場が、フランシスタバーン (Frances Tavern) です。独立戦争終了後、ジョージ・ワシントンが軍 (Continental Army) の解散ディナーを行った場所としても知られています。Frances Tavern は、1階がレストラン、上階はミュージアムとなっています。
独立記念日オープンハウス (Independence Day Open House) が、7/4 (12:00 PM – 5:00 PM) に開催されます。入場料1ドル、予約は こちら から。
▶️ アメリカ独立のニューヨークの舞台 フランシスタバーンミュージアム
ニューヨークヒストリカルソサエティ
アメリカ独立記念日を記念して、7/4 は、17歳以下の子供たちの入場料が無料になります。
ニューヨークヒストリカルソサエティでは、ホワイトハウスの大統領執務室 (Oval Office) が再現されていたりと大統領に関する展示がある他、アメリカ独立前後の歴史的な遺品も展示されています。
フェデラルホール
アメリカの独立戦争後、最初にアメリカの首都となったのは、実はニューヨークです。当時のニューヨークは、マンハッタンの南端のロウアーマンハッタンが中心でした。
1789年、初代大統領のジョージ・ワシントンの大統領就任式が行われたのが、フェデラルホールで、その後、訪れたのが、ワールドトレードセンターの近くの教会、セントポールチャペル (St. Paul’s Chapel) だったそうです。
フェデラルホール (Federal Hall) は、ナショナルモニュメントに指定されており、国立公園管理局 (NPS) が管理しているスポットです。
例年、独立記念日にお祝いのイベントが行われますが、今年はお休みです。
▶️ ニューヨーク・ウォールストリートの隠れ観光スポット フェデラルホール
St. Paul’s Chapel
1789年、ジョージ・ワシントンが、フェデラルホールで大統領に就任した後に訪れた教会が、現在もダウンタウンのワールドトレードセンター近くにある、セントポールチャペル (St. Paul’s Chapel) です。セントポールチャペルは、1766年に建てれらた歴史ある教会で、国定歴史建造物 (National Historic Landmark) にも指定されています。
モリスジュメルマンション
マンハッタンの北部、ワシントンハイツにある、モリスジュメルマンションは、独立戦争初期に、ジョージ・ワシントンが、ブルックリンハイツから撤退後、拠点とした場所で、現在は、ミュージアムとなっています。マンハッタンでのハーレムハイツの戦いから約1ヵ月間滞在し、その後、北部のホワイトプレインズ方面に撤退することとなります。
モーニングサイドハイツ & Fort Washington Park & Fort Lee Historic Park
マンハッタン北部には、かつてハーレムハイツと呼ばれたモーニングサイドハイツやフォートワシントンパーク (Fort Washington Park) 、ハドソン川の対岸のフォートリー (Fort Lee) には、フォートリー歴史公園 (Fort Lee Historic Park) など、アメリカ独立戦争初期の頃、戦いが行われた場所があります。
ジョージワシントンブリッジの両側の公園は、サイクリングにもおすすめです。フォートワシントンパークのハドソン川沿いには、可愛い小さな赤い灯台があります。
グリーンウッドセメタリー
ニューヨークで最初の独立戦争の衝突、Battle of Brooklyn が起こったのが、ブルックリンで、その舞台となったのが、現在のグリーンウッドセメタリーがある、バトルヒルと呼ばれるエリアです。イギリス軍が勝利し、ジョージ・ワシントンは、マンハッタン北部に撤退します。
アレクサンダー・ハミルトン
ニューヨークで活躍したアメリカ建国の父の一人で、ジョージ・ワシントンの信頼も厚かった、アレクサンダー・ハミルトンという人物がいて、Museum of the City of New York、セントラルパーク、コロンビア大学など色々な場所に像が飾られています。
ハミルトングランジ、トリニティチャーチ、Weehawken のハミルトンパーク、NYCミュージアム などニューヨーク周辺には、アレクサンダー・ハミルトン縁のスポットも色々あります。
Happy 4th of July!
それでは楽しいお休みをお過ごしください!