ニューヨーク、セントラルパークの大人気のランニング・ジョギングコースといったら、ジャクリーン・ケネディ・オナシス貯水池 (Jacqueline Kennedy Onassis Reservoir) です。春・夏・秋・冬、季節を問わず、毎日たくさんの人たちが走りにやってきます。セントラルパークの美しい池の周りは、ニューヨークを代表する紅葉スポットの一つにもなっていて、華やかに色付いた紅葉の木々がいっぱいの紅葉のピークを迎えており、今とても美しい景色が広がっています。
ニューヨークのマンハッタンにある巨大公園、セントラルパークには様々な見どころがありますが、中でも水の景色が美しい池が、園内にはいくつもあります。中でも最大なのが、86ストリートから 96ストリートにかけて公園の大部分を占める人工的なため池、リザーバー (Reservoir) の「ジャクリーン・ケネディ・オナシス貯水池」で、その周囲には、2.5 km (1.58 mi) の遊歩道があり、お散歩やジョギングを楽しむ人々でいつもいっぱいです。そんなジャクリーン・ケネディ・オナシス貯水池が最も色とりどりで華やかになるのが、紅葉の季節で、水面に映り込む池を囲む紅葉の木々の美しい景観が楽しめます。
お天気のいい週末は、ニューヨーカーたちがジョギングや散歩をしに、池の周りにたくさん集まってきます。SATC や ゴシップガール などニューヨークを舞台にした映画やドラマにもよく登場するスポットです。その歴史は古く、セントラルパークが誕生してすぐの 1860年代に、水道システムのバックアップとして造られたもので、当時、世界最大の人造湖だったそうです。現在では、水道システムとしては使用されなくなり、普通の池となっています。1994年、近所に住んでいた、ケネディ大統領夫人、Jackie Kennedy Onassis さんが亡くなったのを機に、ジャクリーン・ケネディ・オナシス貯水池と名付けられました。
黄色の紅葉や、オレンジ、赤の紅葉などグラデーションのように美しい道を走っていきます。池の周りは、反時計回りに一方通行で走るというルールが実はあります。
美しい写真スポットもいっぱいです。セントラルパークの西側、90ストリートと 91ストリートの間にあるツインタワー、El Dorado を臨む景色。
セントラルパークの東側の建物と紅葉の景色。
池には鳥たちがいっぱい。池には、噴水が上がっていることもありますが、この日はお休みでした。
ジャクリーン・ケネディ・オナシス貯水池 (Jacqueline Kennedy Onassis Reservoir) の近くには、独特の形をした建築のミュージアム、グッゲンハイム美術館 があります。池の周辺をお散歩した後に是非ミュージアムも立ち寄ってみて下さい。グッゲンハイム美術館は、フランクロイドライトの建築で、世界遺産にも登録され、ますます注目の観光スポットになっています。
ニューヨーク、マンハッタンのミッドタウンの高層ビルの景色も美しいです。近年、ビリオネアロウ (Billionaires’ Row) と呼ばれるミッドタウンの 57ストリート 沿いには、スーパースレンダー (Super Slender) と呼ばれる鉛筆のような細い居住用高層ビルが林立していて、面白い景観を作っています。
夕暮れ時のジャクリーン・ケネディ・オナシス貯水池。
池の東側は、夕日スポットとしてもおすすめで、夕日が池の向こうへと沈んでいくのが見えます。
夕日が沈みさらに夜が深まってくると、こんなロマンチックな雰囲気になります。
池の東側には、ソメイヨシノ、西側には、八重桜が植えられていて、春のお花見にもおすすめスポットです。
広大なセントラルパーク内には、他にもたくさんの紅葉の見どころがあります。