メトロポリタン美術館 ファッション展 2023!シャネル フェンディで知られるカールラガーフェルド特別展 A Line of Beauty

メトロポリタン美術館のファッション展がいよいよ始まりました!2023年のメトロポリタン美術館のファッション展のテーマは、長年、シャネルやフェンディのクリエイティブディレクターとして活躍したファッションデザイナー、カール・ラガーフェルドさんで、Karl Lagerfeld: A Line of Beauty と題された特別展が開催されています。
ファッション展の入場料は、メトロポリタン美術館の通常の入場料に含まれていますが、今年のファッション展は、入場方法が変わり、事前にウェイティングリスト登録が必要になっています。さっそくファッション展へ行ってきたので、入場の事前登録方法についてと、ファッション展の様子を紹介します。美しいドレスがいっぱいの必見のファッション展です。

MET ファッション展テーマ

ニューヨークを代表する美術館、メトロポリタン美術館では、毎春、ファッションの特別展が開催されます。ファッション展は、5月の第一月曜日に開催され、数多くの著名人が美しいドレスで大集合するファッション界の盛大なパーティー、メットガラ (Met Gala) に合わせて準備され、その後、一般公開されます。今年2023年のメトロポリタン美術館のファッション展は、5月5日からスタートし、7月16日まで開催されます。

今年は、2019年に亡くなられた、シャネルやフェンディなどのクリエイティブディレクターとして活躍した著名ファッションデザイナー、カール・ラガーフェルド (Karl Lagerfeld) さんがテーマとなり、Karl Lagerfeld: A Line of Beauty と題された回顧展となっています。自身の名前を冠したブランドもあり、様々なブランドのデザインも手掛け、影響力のあるファッションデザイナーで、特に、1983年から85歳で亡くなられた2019年までトップデザイナーとして活躍したシャネルの長年の顔として知られています。
早速、シャネルやフェンディのファンはもちろん、ファッション好きの人がたくさんやって来ていました。

MET ファッション展の入場方法

ファッション展の会場となっているのは、2階正面左手の特別展ギャラリー(Gallery 899) です。
毎年、メトロポリタン美術館のファッション展へ訪れていますが、今年は、入場方法が例年と異なっています。
ファッション展は、メトロポリタン美術館の通常入場のチケットで入場できますが、ミュージアムに入場した後、バーチャルキュー制での入場となります。
メトロポリタン美術館では、恐らく初の試みだと思いますが、ちょっと混乱気味でした。

いつも通り、列があるところに、人々は並んでしまうのですが、ただ並んでも入れません。

ファッション展のギャラリーに入るためのバーチャルチケットが必要になります。
無料ですが、ファッション展の列に並ぶ前に、まず登録が必要になります。
メトロポリタン美術館の館内に、ファッション展の案内ボードがあちらこちらに立っています。美術館に到着したらすぐこちらのボードに載っている QRコードをスマホで読み込み、ファッション展入場のウェイティングリストに登録をします。

メトロポリタン美術館のファッション展の事前登録内容はこんな感じです。
① QRコードをスキャンすると、ウェイティングリスト登録画面が出てきます。
② 人数を選びます。(代表の人一人だけが登録すれば大丈夫です。)
③ 名前と携帯電話番号を登録します。(国旗のマークから、世界各国を選択できます。日本の携帯電話番号でも大丈夫です。)

ウェイティングリストの登録が完了すると、入場待ちのこんな画面になります。
緑が待ち時間です。緑が減っていくと、入場時間が近づきます。黄色の画面に変わったら、入場の列に並びます。
登録した携帯電話に、メッセージも届きます。
登録してすぐのメッセージで、待ち時間は1分程です、というメッセージが届くのですが、私の場合は、1分どころか、40分程かかりました。
なので、よほど空いている時でない限りは、登録後は、美術館の他のところを先に見学して待つようにするといいと思います。

順番がきたら、ロープが張られている入場ラインの入口へ行き、黄色の画面、または順番だよ、というメッセージを見せて列に並びます。ギャラリーの入場直前で再度名前確認がありました。なんだか今年はとても厳重です。

日曜日は、午後5時で閉館ですが、ファッション展のみ特別に午後9時までのオープンとなっています。また、木曜、土曜、日曜の開館前の午前9時から10時の間は、メンバー専用の時間帯となっています。

MET ファッション展の見どころ

メトロポリタン美術館のファッション展は、例年通り大盛況です。バーチャルキュー制になっているおかげもあり、中はそこまで混雑することなく、見学しやすくなっています。

入口すぐの場所には、ファッションデザインオフィスの様子が映像と、実際のデスクで再現されていました。今回の展示では、カール・ラガーフェルドさんのスケッチが注目ポイントで、スケッチしている様子が映し出されていたり、ギャラリーでは、ドレスと一緒にスケッチ画も展示されています。絵と実際のドレスを身比べてみるのも面白いです。

カール・ラガーフェルドさんは、1933年にドイツのハンブルクで生まれ、1950年代にパリに移り、ファッション業界でキャリアをスタートしました。
カール・ラガーフェルドさんは、若い頃、デザインコンペのコート部門で優勝したり、後に雇われたフェンディでは、毛皮部門を担当していたりという経緯もあり、今回の展示では、ファッション展の定番であるドレスだけでなくコートも展示されていて面白いです。

でも、やはり一番の見どころは、ドレスで、色々なテーマがあり、西洋アート、歴史、世界各国のファッション、SFなどなど、様々な分野からインスピレーションを受けたデザインの数多くのドレスが、それぞれのテーマ毎にズラリと展示されています。

ドレスひとつひとつが感動的に美しく、細部まで見入ってしまいます。

ブラックフォーマルドレスも美しいデザインのものがいっぱい。

華やかなドレスが美しく並ぶ展示がずっと続きます。

ヨーロッパの歴史的なデザインを取り入れたロマンチックな華やかなドレスの数々。

レース使いも繊細で、夢のようなゴージャスな世界です。

美術館の作品がドレスのデザインになったという、お花柄のドレス。
本当に美しくて可愛くて釘付けです。

ローズをまとったコートなど、夢のようなお花のドレスはまだまだ続きます。

カラフルな抽象アートの作品のようなドレスも。

物語の世界をドレスに描いたような楽しいドレスなど、一点物の豪華なドレスが大集結のとても楽しいファッション展でした。

展示は、カール・ラガーフェルドさんがデザインしたファッションが中心となっていますが、スマホがずらりと並べられた小部屋では、カール・ラガーフェルドさんの笑い声が鳴り響く中、様々な言葉(名言)が紹介されています。

ファッション展ギャラリーを出たところには、ギフトコーナーがあります。
ファッションやデザインの本などがたくさん並んでいて、ファッション展の美しいドレスのデザインに魅せられて、お土産を買い求めていく人々も多くいました。

メトロポリタン美術館のファッション展は、今年は、美しいドレス、可愛いドレスなど、夢のようなドレスがいっぱいで、とてもおすすめの特別展になっています。
昨年2022年は、変則的なファッション展となり、アメリカのファッションをテーマとした二部に渡る特別展でした。

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