KAWS カウズ可愛い巨人が NY ロックフェラーセンターに登場！コンパニオン x BFF の作品 Share

ニューヨークのロックフェラーセンターに、カウズ (KAWS) の作品、Companion と BFF が登場しました！ポップアートで知られる現代アーティスト、カウズ (KAWS) は、ちょっと面白い、まるでディズニーのミッキーマウスのような不思議可愛いキャラクターの作品で有名です。左手には、セサミストリートのエルモを彷彿とさせるピンクのぬいぐるみを持っていて、ロックフェラーセンターで今注目の存在の巨大像となっています。この巨人像の作品は、カウズ (KAWS) の有名キャラクターである Companion と BFF が登場する作品、SHARE で、近くで見てみると中々迫力があります。ニューヨークのロックフェラーセンター以外にも、現在、KAWS の作品は、ブルックリン美術館で特別展が開催されている他、マンハッタンやブルックリンの街中にも登場しています。

ニューヨークのミッドタウンにあるロックフェラーセンターには、一年を通じて、様々な巨大アート作品が、期間限定で、展示されています。5番街からロックフェラーセンターの中心に向かって、緑いっぱいのチャンネルガーデンの向こうには、おもちゃのような不思議なキャラクターが見えています。

巨大像は、冬にスケートリンクになる広場にある、プロメテウス像 (Prometheus) とロックフェラーセンタービル (30 Rockefeller Center) の正面に描かれた、ウィズダム (Wisdom) の間に立っています。チャンネルガーデンは、コロナ前は、いつも人でいっぱいのスペースでしたが、現在は、テーブルや椅子なども用意され、すっかりのんびりと過ごせる憩いのスポットになっています。

ニューヨークの街中によく登場するので、どこかで見たことがあるという人も多いと思いますが、こちらは、ブルックリンを拠点に活動している、ポップアートで有名な現代アーティスト、カウズ (KAWS) の Share と名付けられた、約5.5m (18 feet) もある巨大な作品です。カウズのアイコンとなっているキャラクター、Companion が、ぬいぐるみのような BFF を無造作に手にしています。
最近では、思わずみんなにシェアしたくなる面白いイメージ、動画、キャラクター、そしてそれらのエッセンスから派生したものなど、ミーム (meme) が、SNS、そして NFT などでも大人気となっていますが、KAWS は、そんなミームを駆使したブランディングの先駆けと言えるかもしれません。

この日は、風がなく旗がはためいていませんでしたが、広場の周囲に掲げられている84本の旗も、カウズ (KAWS) がデザインしたものです。KAWS と言うと、2012年のメイシーズサンクスギビングデーパレードにも登場した Companion のキャラクターが思い浮かんでしまいますが、もともとは、グラフィティを中心とするストリートアートが出発点でした。ニューヨークのお隣、ジャージーシティ出身で、90年代にニューヨークに移り、街中に多くの壁画を描いて来たストリートアーティストで、カルチャー的には、グラフィティと関係の深いヒップホップに近いアーティストと言えると思います。

8月中旬からはじまった、ロックフェラーセンターでの KAWS の展示は、10月8日までの公開です。

KAWS は、この他、ブルックリン美術館で、2021年9月5日まで、特別展、KAWS: WHAT PARTY が開催されている他、マンハッタンやブルックリンのコンドやオフィスビルなどにも作品が飾られています。

こちらは、グリーンポイントのフェリー乗場近くの居住用アパート前に飾られている、Companion の親子像です。Companion は、ディズニーのミッキーマウスをもとに生み出されたピエロのような存在の作品で、美術館で展示される他、パレードやパブリックアートで登場したり、ヒップホップスターたちが収集していたりと広く知られるキャラクターです。サブカルチャーを愛する層、そしてアメリカへやって来る中国人にもアピールポイントかもしれません。