ニューヨークでは、秋真っ只中の今、公園やストリート沿いなど様々な所で綺麗な菊の花を見かけるようになっています。毎年、秋菊の旬の10月になると、ニューヨーク植物園で定番となっているイベント、菊をテーマとした特別展、スポットライト・オン・キク・ディスプレイ (SPOTLIGHT ON KIKU DISPLAYS) が開催されています。秋のニューヨーク植物園は、紅葉やパンプキンなど見どころ目白押しですが、コンサーバトリーでの菊展もとても綺麗でした。
ニューヨーク植物園の菊の特別展、SPOTLIGHT ON KIKU DISPLAYS は、ニューヨーク植物園の代表的スポットである、真っ白な美しい外観の Enid A. Haupt Conservatory の中で開催されています。現在このコンサーバトリーの目の前では、菊が飾られている他、世界最大級のパンプキン の展示も行われていて、たくさんの人が集まるとても賑やかなスポットになっています。
コンサバトリーの入口は、通常、正面ですが、現在は、ウィズコロナで、コンサバトリー全体の半分程度のみのオープンとなっているため、入口は、正面左手となっています。館内で、菊の展示が行われているのは、コンサバトリーの左右に位置する広いスペース2ヵ所と中庭です。入口付近の熱帯雨林セクションを通り抜けると、主役の菊が美しく配置された、癒しの庭園が登場します。
庭園の最奥部には、見事な大菊の厚走りの花々がピラミッド状に飾られています。
和やかな庭園ギャラリーを出ると、そこは熱帯のような緑の洞窟があったりと、とても自然豊かな雰囲気で、別世界に来たようです。
乾燥帯のサボテンルームがあり、次々と移り変わっていく、様々な気候の植物を楽しむことができます。
サボテンルームを抜け、最後に到着するのが、菊展の一番の見どころとなっている、こちらのギャラリーです。色とりどりの様々な種類の菊が、豪華に並べられ、とてもゴージャスな雰囲気で、人気の写真スポットになっていました。
たくさんの菊が整然と並ぶ美し過ぎる、大作り (ozukuri)。みんな釘付けになっていました。
左側には、花が滝のようになった、懸崖 (kengai) が並び、右側には、カラフルな美しい洋菊の数々が並んでいます。
純白の美しいずっしり感のある大菊、厚物。
白、黄、オレンジとカラフルな可愛らしい洋菊がいっぱい。
赤とピンクのビビッドな色合いの洋菊も可愛いです。
ニューヨーク植物園にはよく来ていますが、例年、秋は旅行などでニューヨークを離れていることも多く、今回初めて菊展を訪れることができました。10月3日からスタートした今年の菊展は、今週末の11月1日まで開催されています。秋のニューヨーク植物園もとてもよかったので見てみたいという人は急ぎましょう。
菊の展示を見終わったら、中庭を通って最初の出入り口に戻ります。中庭にも菊が飾られています。
池の睡蓮を眺めたりと、外でもゆっくりつくつろげます。
コンサーバトリーの中は、緑がいっぱいの室内植物園となっていて、秋は菊の特別展、冬はトレインショー、春はオーキッドショーが開催されます。緑豊かな空間はそのままに、そこに華やかなお花や飾りが登場し、ニューヨーク植物園ならではの特別なイベントの雰囲気が楽しめます。
パンプキンも11月1日までです。今見どころいっぱいのおすすめのニューヨーク植物園、是非遊びに行ってみて下さい。