ニューヨークですくすく育つ可愛い野鳥のヒナたちと子育て キルディアの鳴き声とフタオビチドリの成長の様子

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春から夏にかけては、野鳥の繁殖期のシーズンで、親鳥が子育てしている様子や、急成長した可愛い雛鳥たちの姿をよく見かけます。以前、羽が折れた振りをする鳥、フタオビチドリ、という面白い鳥がいることを紹介しました。演技で捕食者の注意を引いて、卵や雛から遠ざけるという面白い習性のある鳥です。英語では、印象的な甲高い鳴き声から名前が付けられ、キルディアと呼ばれています。キルディアの赤ちゃんはとても小さく、とても可愛い姿をしています。ほとんどの赤ちゃん鳥たちは、凄いスピードで成長するのですが、なんと1-2ヶ月程で、すっかり大人のような姿に大変身し、びっくりしてしまいます。キルディアを中心に、ニューヨーク周辺で、最近よく見かける、可愛い子供の鳥たちを紹介します。

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ニューヨークでは、春から夏にかけては、セントラルパークをはじめ様々な公園で、生まれたばかりの雛たちが、親鳥にくっついて餌をちょうだいと大きな口を開けている姿をよく目にします。こちらは、オオクロムクドリモドキ (Common Grackel) の親子です。コマツグミ (American Robin) や、ホシムクドリ (European Starling)、アオカケス (Blue Jays) などなど様々な鳥の親子の姿が見られます。これらの鳥は、生まれたばかりの時期は、羽がなかったり、自分で餌を取ることができなかったりし、親の保護が必要となるのですが、そういう鳥たちのことを、晩成性 (Altricial) の鳥といいます。

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一方、カモやガチョウなどの水鳥たちは、生まれた直後から羽で覆われ、餌も自分で取ることができ、すぐに自立することができるので、早成性 (Precocial) の鳥といいます。ただし小さい時期は、危険がいっぱいなので、ある程度大きくなるまでは、親が一緒に行動しています。赤ちゃん鳥でも餌は自分でみつけられるので、親は餌をあげたりなど、つきっきりで面倒を見たりはしません。
ニューヨークでよく見かける水鳥の代表、マガモも、早成性で、生まれた直後から自分で餌を食べています。母親が中心となり面倒を見ています。

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セントラルパークのコンサバトリーウォーターのマガモの赤ちゃんたちも生まれて2ヶ月経ち、すっかり母親と同じ大きさになっています。生まれて一ヵ月後、生まれた直後の様子は、こんな様子でした。

セントラルパークの今 マスクなしの光景が復活 マガモの赤ちゃんの急成長ぶりにびっくり!

カナダガン (Canada Goose) も早成性で、赤ちゃんでも自分で餌を食べますが、両親がしっかりと周囲を警戒しながら、一緒に行動しています。

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この他、ニューヨーク周辺でよく見かける鳥の一つが、キルディア (Killdeer) と呼ばれる、フタオビチドリです。フタオビチドリもカップルが協力しあって、子育てします。キル・ディア(Kill Deer) と言うと、鹿をやっつけてしまうような恐ろしい鳥かと想像してしまうかもしれませんが、その鳴き声から名付けられたチドリで、水辺周辺の草むらや道でよく見かけるとても可愛い鳥です。

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以前、初めて見かけてビックリしたのが、フタオビチドリの怪我をした振りの迫真の演技 です。フタオビチドリは、捕食者の注意を卵や雛から上手くそらすために演技をする面白い習性があるのです。
フタオビチドリの雛も、生まれた直後から羽毛で覆われていて、すぐに動き回ることができるので、早成性の鳥です。餌の多い水辺へ、両親に導かれてやって来る姿を見かけることがあります。自分で餌をとることができますが、しばらくの間、両親が近くで見守っています。飛べるようになるまでには、孵化後約1ヵ月程かかります。

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そして、おそらく孵化後数ヵ月が経過したと思われる、まだ子供のフタオビチドリがこちらの子です。近くで、フタオビチドリの親鳥が見守っている感じでしたが、子供のフタオビチドリは、ひとりで独立してウロウロと動き回っていました。

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草むらの中で佇んでみたり、座ってみたり、

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首を伸ばして、遠くを眺めてみたりと、なんとも可愛らしい動きをする子でした。

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まだ子供のフタオビチドリで、ぎこちない感じでしたが、既に羽が折れた振り風のダンスを踊っていました。いざという時のために羽が折れた振りを演じる練習をしていたのではないかと思います。フタオビチドリは、孵化後一年後から繁殖を開始します。

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以前見かけた時は、暗くて羽の模様まではよく見えませんでしたが、羽を広げると、とても美しい模様をしています。

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可愛らしいフタオビチドリの子供の様子はこちらです。鳴き声も可愛いらしく、演技の練習をしている姿も、まるで踊っているようで、本当に愛らしい鳥です。

フタオビチドリ(キルディア)にはじめて出会ったのはこの時でした。近くに本物の巣があり、卵を守るために迫真の演技をしていました。その時は、羽が折れた振りの演技をする鳥がいるなんて知らなかったので、本当に驚きました。

羽を怪我して飛べない振りをするアメリカの面白い鳥!必見フタオビチドリ Killdeer の可愛い演技

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