ニューヨークの最新スポット、ハドソンヤードに、巨大なゴリラ、キングコングの彫刻、キング・ニャニ(King Nyani) が登場し、早速、人気の写真スポットになっています。先日、まだ制作中だったウォールアートも完成し、ハドソンヤードも再開の準備が整って来ましたが、いよいよ明日、9月2日から不思議なアートの展望スペース、ベッセル (Vessel) と、今年の3月にオープンしたばかりで、すぐに閉鎖となってしまった、ニューヨークの最新展望台、エッジ (Edge NYC) が、再開します!
3月以降長い間閑散としていた、ミッドタウン 34ストリート周辺のハドソン川沿いに、昨年誕生したばかりのニューヨークの最新巨大開発プロジェクト、ハドソンヤードも再開に向けて、準備が進められています。いよいよ明日、9月2日から、パブリック展望スペースの ベッセル(Vessel) と、西半球で最高点となる新屋外展望台、エッジ (Edge NYC) も再開します。
そんなハドソンヤードに、先週の8月24日から、新たに登場しているのが、巨大なゴリラ、キングコングの彫刻です。場所は、地下鉄の34 St – Hudson Yds の駅を出て直ぐの公園、Bella Abzug Park の南側の通り沿いで、早速、人気者になっていました。
キング・ニャニ (King Nyani) と題されたこちらの巨大なゴリラの彫刻は、絶滅に瀕した動物など、社会的なテーマの作品で知られる、パブリックアーティストのGillie and Marc さんのとても存在感のある作品です。キング・ニャニ (King Nyani) は、映画か何かのプロモーションという訳ではなく、国際自然保護連合のレッドリストで近絶滅種とされ、絶滅の危機にある種の現状を広く知ってもらいたい、という Love the Last というプロジェクトによるもので、今後9ヵ月間展示される予定となっています。
一番人気の写真撮影スポットは、巨大な手のひら、ハイチーズ。
手のひらの小さなキッズに、ニャニの温かい目線が可愛らしいです。
ニューヨークで巨大なゴリラといえば、エンパイアステートビルのシーン (映像) が印象深い、1933年の映画作品『キングコング』が思い浮かびますが、こちらは打って変わって、森の中で、優しいゴリラと遊んでいる気分に浸れる作品です。
Gillie and Marc さんといえば、2018年に、アスタープレイスで披露された、こちらも絶滅の危機に瀕している、白サイの彫刻、The Last Three も印象的でしたが、ウエストビレッジに、2017年にお目見えした、ワンちゃんのパパラッチのパブリックアートも可愛かったです。
少し前にハドソンヤードにやって来た時、まだ制作途中だったウォールアートも今はすっかり完成しています。
ベッセルがある広場に、設営された巨大な3面の壁には、暮らし、働き、様々な文化的活動も一緒に楽しめるという、ハドソンヤードの理想のイメージ像が描かれています。パフォーミングアートの閉鎖など、コロナが収束するまでは、そんなコンセプトを達成するのは、難しい状態が続いてしまうかもしれませんが、早期の復活を期待したいところです。
ヨガをしたり、ランニングをしたりとエクササイズの様子が描かれていますが、実際コロナ以降、以前より健康的に過ごすようになった人も多いと思います。
一度見たら忘れられない面白い形状のパブリックアート兼展望スペースの ベッセル は、9月2日から再開します。さっそく予約開始しているので、行きたい人は、早目の予約がおすすめです。ベッセルの予約方法や、実際に上ったときの様子などは、こちらで詳しく紹介しています。
また、今年の3月11日に一般公開がスタートし、コロナのためすぐに閉鎖となってしまった、ニューヨークの最新展望スポット、エッジ (Edge NYC) も明日、9月2日から、特別なコロナ対策とルールの下で再開します。
ウォールアートは、ハドソンヤードの中央広場の西側、11アヴェニュー沿いにも描かれています。
ハドソンヤードの見どころと全体像は、こちらです。
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