ニューヨークシティから車で2時間ほど北上したところにある、アップステートニューヨーク、ハドソンリバー沿いの小さな町、キングストン。今回、キャッツキルズ旅行へのドライブの途中に休憩で立ち寄ってみました。歴史を感じさせる美しい建物や教会が立ち並ぶ町中には、NYCを思わせるグラフィティアートがところどころにあり、町の雰囲気にあったちょっとクールなカフェを発見。そのカフェは、”Outdated: an antique cafe” あえて、歴史ある町の特徴を生かした、そのネーミングのセンスと、この町の雰囲気にあったカフェです。
キングストンは、歴史を感じさせる石造り、レンガ造りの風情ある建物が並んでいる、アメリカ郊外の美しい町です。その歴史は古く、オランダ人により開拓されていた時代からハドソン川沿いの貿易の拠点となっていたそうで、その後、ニューヨーク州の最初の州都となった町だそうです。
町の中にさりげなく溶け込むグラフィティアートがかっこよく、昔からの美しい町の雰囲気の中に、新しい風をも吹き込んできているような雰囲気が感じられる魅力的な町です。
巨大で立派なグラフィティが多いです。
緑に囲まれた明るい雰囲気の住宅街。
小さな町に個性的な教会も色々。こちらは、1659年に設立されたという Old Dutch Church。
古き良きアメリカらしい絵の描かれたカフェ。
カフェカウンターのすぐ後ろはオープンキッチン。美味しそうな香りが漂ってきます。注文を受けたスタッフたちがすぐ準備にかかるので、みんなてきぱきと忙しそう。
コーヒーとブルーベリーピーチスコーンを頼んでみました。
このブルーベリーピーチスコーンが巨大でびっくり。
ニューヨークシティの街中のカフェ並みに、このキングストンのカフェにも仕事中の感じの人々がたくさん集まっています。
レトロ感を残したままのカフェ。古い絵や家具、雑貨がゴロゴロ。
なぜか地下室もあり、そこはまるでアンティークショップ。
古着屋さんのようでもあります。
アンティーク風なものに囲まれた店内。それが個性的で、いい雰囲気になっています。
小さな町ですが、人々の行動や趣向がちょっとブルックリンを彷彿とさせる感じでした。ブルックリンからこの町に移り住んできた人たちも多いんじゃないかな?ふと、そんな風に感じることもあったのですが、アーティストなどクリエイティブな仕事をしている人たちは、わざわざ家賃の高い大都会のど真ん中に住まなくてもいいのかもしれません。昔はブルックリンは、そんな人たちにとって住みやすい場所だったのかもしれませんが、いつの日からか、そんなブルックリンにも人々が押し寄せ、家賃が高騰し、住みにくくなってしまった。そんな人々が、アップステートニューヨークに移ってきているのかもしれません。
ちょっと訪れただけで歴史ある町なんだろうな、と感じさせてくれますが、そんな町の歴史を詳しく紹介してくれている “Kingston: Discover 300 Years of New York History” というサイトが、アメリカ国立公園サービス (NPS) により作られています。
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