Kokum (7)

ニューヨーク インド人街で楽しむ南インドカレーKOKUM

Kokum (7)

人種のるつぼ、ニューヨークは、世界各国の美味しいグルメを堪能することができるインターナショナルな街です。世界各国から多くの人が集まってくるニューヨークですが、やはり色々な意味で便利なんでしょう、住む場所にしても、お店の場所にしても、次第に同じ出身、文化の人達が集まることが多いため、知らず知らずのうちに○○人街といった感じでひとつのエリアに集まってくるようになります。レストランなどでも特定のエリア出身の人たちが集まりお店を出すようになり異国感漂うグルメ街として栄えている場所もたくさんあります。先日、ちょっとインド料理の気分だったので、ニューヨークでリトル・インディア、または、カレーヒル (Curry Hill) などと呼ばれることのあるマンハッタンのインド人街に行ってきました。ニューヨークのインドやパキスタンのカレー屋さんには、ローカル感満載なタクシードライバーたちが集まってくるようなテイクアウト中心のお店も多いですが、今回訪れたお店は、インテリアのセンスもいい、こじんまりとした雰囲気のいいお店、ニューヨークでも少し珍しい南インドならではのベジタリアン小皿カレー定食、ターリーを楽しめるコクム (Kokum) というお店です。ランチではミニサイズの色々な種類のカレーが小皿で盛り合わせになった嬉しいセットメニューもあり、色々な味を楽しむことができます。

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マンハッタンのマレーヒルの南、レキシントンアベニューの26から30ストリート周辺には多くのインド料理レストランが立ち並んでいます。
今回訪れたお店、Kokumはこじんまりとしていますが、とても明るい雰囲気の店内。ランチタイムも営業していて、近くのオフィスワーカーたちもお昼時はたくさんやってきます。ピーク時間を過ぎると、一気に店内は静かに。

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ミニカレーが色々のったスペシャルメニュー、THALI LUNCH SPECIALというランチセットは、南インドカレーのベジタリアンセットと、ノンベジタリアンセットの2種類があります。ノンベジタリアンバージョンは、ラムやチキンのお肉入りカレーがついてきます。どちらも美味しく、おすすめです。南インドカレーといえば手で食べる流儀を思い浮かべますが、このお店では、ちゃんとフォークとナイフが出てくるので、手で食べなくて大丈夫です(笑)ニューヨークでは、北部インド、パキスタン系のインド料理屋が多い中、南インドがテーマのお店は珍しいと思います。

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インドカレーにはよくナンがついてきますが、実はナンを食べるのは、北インドの風習。ここのお店は南インド系カレー屋さんなので、ナンの代わりに、ドーサがついてきます。ドーサとは米と豆の粉からつくられたクレープのようなもので、米作りの盛んな南インドならではの食べ物です。一方、北インド、中央アジア一帯などでは、小麦ベースのナンがよく食べられます。焼きたてアツアツのドーサと一緒に、実はドーサの下には、ライスも隠れています。

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インドカレー屋さんがたくさん集まるニューヨークのインド人街ですが、インドの民族衣装のサリーのお店などもあります。インドの婦人たちは、ニューヨークにいてもサリーを好んで着ている人もいます。

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Kokum
106 Lexington Ave, New York, NY 10016 (27-28 Street) MAP

Kokumは、2007年にアメリカでインド料理レストランとして初のミシュラン一つ星を獲得したレストラン、DeviでシェフだったHemant Mathurさんが経営するレストランです。Hemant Mathurさんは、現在ニューヨークでTulsiなど6件のレストランを経営していますが、それぞれのレストランに特徴があり、インドの多様な地方料理をテーマにしていて、チェーン店にはないユニークなお店づくりをしています。こちらの記事で詳しく紹介されています。
KOKUMのお店のグルメレポートの様子です。

南インド料理と言えば、ブルックリンのスモーガスバーグでも伝統的南インド料理であるドーサを食べたことがありました。
クレープのような薄焼きドーサに、カレー風味のポテトなどを入れて、くるっと包んで食べると美味!

スモーガスバーグ Smorgasburg ブルックリンNY 世界のB級グルメ屋台が勢ぞろい

ニューヨークで異国料理巡り楽しんでみるのもおすすめです。

ニューヨーク インド人街で楽しむ南インドカレーKOKUM was last modified: 8月 22nd, 2016 by mikissh