ニューヨークでは様々な世界各国料理を楽しめますが、先日、初めて見かけたレストランが、スリランカの名物ストリートフードである、コットゥ (Kottu) の専門店です。NYの珍しいスリランカのB級グルメレストラン、コッツハウス (Kottu House) は、ニューヨークのロウアーイーストサイドの色々な飲食店がたくさん立ち並ぶ活気溢れるストリート沿いにあります。
コッツハウス (Kottu House) のあるロウアーイーストサイドは、最近、開発が進んでいるエリアで、周囲には飲食店から、バーまで色々な種類のお店が並んでいて、どこからともなく、楽しそうなにぎわう声が聞こえてくる活気あふれるエリアです。
コッツハウス (Kottu House) は、レストランといってもとてもカジュアルスタイルな、小さなこじんまりとしたお店です。席数は限られていますが、テイクアウトの人もいたりと割といい感じに回転しています。
コッツハウス (Kottu House) は、スリランカ出身で、ニューヨークのスタテンアイランドに子供の頃、移住してきた Chelaka Gunamuni さん親子が、2015年にオープンしたお店だそうです。スタテンアイランド北部の Tompkinsville 周辺は、リトルスリランカと呼ばれるスリランカ系コミュニティがあります。家族写真が飾られていたりとアットホームな雰囲気です。
注文をするとすぐ、キッチンからは威勢よくジュージューと炒める音がして、香ばしいいい香りが漂ってきます。
メニューはとてもシンプルに、基本はコットゥ (Kottu) です。レンティルフライなどのアペタイザーもありますが、この日は、コットゥ (Kottu) をオーダーしました。
1つ目のコットゥ (Kottu) が最も定番の種類となる、チキンのコットゥ (Kottu) です。お店の人のおすすめで、タマゴものせてみます。もう一品は、エビを頼んでみました。香ばしく焼かれた大きなエビが美味しく、コットゥ (Kottu) にとてもあっていました。この他、ビーフや豆腐、イタリア風の創作コットゥなど色々なものがあります。
コットゥ (Kottu) って、なんなのかな?というと、一見焼きそばやチャーハンみたいな食べ物に見えます。スリランカ風で、香辛料の違いはありますが、炒めて作るのは同じです。違いは、料理の中心となるのが、麺やお米ではなく、小麦粉ベースのロティを細切れにしたものだということで、一口食べてみると初めて食べる面白い食感です。オーダーする時に辛さのレベルを1から5のレベルで聞かれるのですが、スリランカ料理の辛さのレベルは、思っている以上に辛いです。なので、辛いのが得意でない人は、すごく控えめに辛さを選んだ方がいいかな、と思います。
こちらのお店では、調理の様子は見えませんが、こちらの映像で、コットゥを作る様子が紹介されています。焼きそばやお好み焼きのような雰囲気で、アジアらしい炒め物料理です。
スリランカの踊りなど伝統行事で使われるラクシャマスク(Raksha Mask) をベースとしたマークが、お店のシンボルとなっています。
平日のお昼時には、コットゥに前菜が付いて12ドルのお得なランチスペシャルがあります。またビールもあって、平日夕方には、ハッピーアワーもあります。
ニューヨークの最新フードマーケット、エセックスマーケット の近くです。
Kottu House
250 Broome St, New York, NY 10002 地図
ニューヨークのお手軽フードスポットのフードホールでも世界各国料理は、大人気となっています。
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