ルーブル美術館で史上最大のダヴィンチ特別展はじまります！時間指定チケットの事前購入が必要です

パリのルーヴル美術館では、10月24日から来年の2月24日まで、ルネサンス期に活躍した西洋美術の巨匠、レオナルド・ダ・ヴィンチ (Leonald Da Vinci) の待望の特別展が開催されます。ダヴィンチ没後 500周年に当たる今年 2019年は、様々な美術館で、ダヴィンチの特別展が開催されていましたが、その最後を飾るビッグイベントが、あの「モナリザ」で有名な「ルーヴル美術館」で開催されます。ダヴィンチの史上最大規模の特別展となる話題の展示のため、ダヴィンチ展を訪れるためには、時間指定付きのチケットを事前に手配しておく必要があります。チケットの売れ行きが早いので、訪問を予定している人は、早目の予約がおすすめです。

パリのルーヴル美術館は、世界で最も有名な絵画作品として知られる「モナリザ」をはじめ、希少性の高いダヴィンチの絵画5点、描画22点を所有する、世界で最も充実したダヴィンチコレクションを誇るミュージアムです。そんなルーヴル美術館が、ダヴィンチ没後500周年の今年 2019年に向けて、長期間に渡り準備して来たイベントが、2019年10月24日から2020年2月24日まで開催されるダヴィンチ展です。9点の絵画に加え、描画、彫刻など様々な媒体の100点以上もの作品が、世界中の著名美術館から集合し、一堂に展示される、大変豪華な特別展です。

ルーブル美術館レオナルド・ダ・ヴィンチ特別展で見逃せない見どころの紹介はこちらです。ダヴィンチ展のチケット購入方法については、続きをお読みください。

ルーヴル美術館レオナルド・ダ・ヴィンチ特別展の見どころ史上最大ダヴィンチ有名作品大集結没後500年目の大回顧展

ダヴィンチの作品は、希少性が高く、どの美術館でも目玉であることが多いので、ルーヴル美術館でも、今回の特別展のために借りてくるローンが難航していましたが、先日、ようやくフランスと同じくらい、ダヴィンチの作品を数多く所有するイタリア政府とも話がまとまりました。来年のラファエルの没後500周年には、ルーヴル美術館の作品が、イタリアに貸し出される代わりに、今回のダヴィンチ展には、イタリアから様々な作品がやって来ることになります。

そんな中で、注目を集めている作品が、ベネチアのアカデミア美術館所蔵の「ウィトルウィウス的人体図」”Vitruvian Man” です。状態を保つため、特別の機会にのみ一般公開されている作品で、貸し出しすべきでない、と裁判で争われていましたが、先日、判決が下り、ルーヴルにやって来ることになりました！ルーブル美術館のダヴィンチの特別展は、2月まで続きますが “Vitruvian Man” は、最初の8週間のみ、12月14日までのみの展示となります。

Il TAR del Veneto respinge il ricorso e dichiara pienamente legittimo l’operato del @_MiBACT. Ora può partire le grande operazione culturale italo-francese delle due mostre su Leonardo a Parigi e Raffaello a Roma. pic.twitter.com/Fm7EifQDsE

— Dario Franceschini (@dariofrance) October 16, 2019

先日まで、メトロポリタン美術館で展示されていた、ヴァチカン美術館の聖ジェロームも、ルーブル美術館で展示されます。

ダヴィンチ未完の名作聖ジェロームメトロポリタン美術館で展示中！ダヴィンチ没後500周年記念

ナショナルギャラリーの “Virgin and Child with St Anne and St John the Baptist” をはじめ、イギリスからも数多くの作品がやって来ます。

2017年に、史上最高額で、落札されたダヴィンチ作とされる、サルバトールムンディが、ルーヴルにやって来るのかは、未だに不明です。現在、どこにあるのかも不明となっていますが、もしかしたら、最後の最後でサプライズもあるかもしれません。

ダヴィンチの作品が史上最高値で落札！クリスティーズ・ニューヨーク

今夏、展示場所が一時的に変更され大行列になっていたモナリザに関しては、特別展会場ではなく、常設展の通常時のギャラリー、デノンウィングの1階、Salle des États で展示されるので、特別展を訪れなくても見ることができます。ルーブル美術館所蔵のその他のダヴィンチ絵画4作品は、特別展での展示となります。

ダヴィンチ特別展は、ルーヴル美術館初となる完全予約性となっていて、ルーヴル美術館のダヴィンチ展用チケットサイトで、時間指定チケットの事前オンライン購入が必要です。言語は、右上で選べ、フランス語から英語に変更できます。旅行中に訪れたい、という人は、早目の予約がおすすめです。ダヴィンチ展を訪れるには、パリミュージアムパス（パリパスも含む）利用者も事前に時間指定の予約が必要です。チケットサイトで、Free of charge visitors を選択し予約します。
特別展開始直後の 10月中は、既に、ほとんどのタイムスロットが埋まりつつあります。11月も、午前中は、埋まりはじめています。