ニューヨークの911メモリアルプラザのすぐお隣に、ワールドトレードセンター全体を少し高い位置から眺めることができる、リバティパーク (Liberty Park) という昨年オープンしたばかりの新しい公園があります。今年も9月11日を数日後に控え、ニューヨークで起こった2011年9月11日の事件の時にワールドトレードセンターのツインタワーのプラザにあったアート作品が、このリバティ公園に戻ってきました。事件後、長い間バッテリーパークに飾られていたアートオブジェですが、911メモリアルと新ワンワールドトレードセンタービルの目の前の憩いの公園の中心的存在として飾られています。かわいい花と美しい緑に囲まれた小さな公園ですが、多くの人々がやって来ていました。
リバティパーク (Liberty Park) は、$50 million (約54億円)をかけ、昨年、911メモリアルの南側に新しくオープンした公園です。
綺麗な白壁の緑に囲まれたスロープをゆっくり上って行ったところには、ベンチの並ぶ憩いのスペースがあります。隣には、911事件で崩壊してしまったギリシア正教の教会、St. Nicholas Greek Orthodox Church が、Oculus をデザインした Santiago Calatrava によるデザインの下、復興プロジェクトが進んでいます。
「アンネフランクの木」という小さな木が植えられています。今年は『アンネの日記』の出版から70周年の年だそうで、それを記念し、アムステルダムのアンネフランクセンターから 2017/6/12 に贈られてきたものだそうです。
公園の中心には、存在感のあるオブジェ、Fritz Koenig さんの “The Sphere (1971)” が登場しました。
バッテリーパークでは、こちらにあった作品です。
今、9月11日を前に、ワールドトレードセンター周辺にはたくさんの人々がやって来ていますが、この新スポットである、リバティパークにもツアーがやって来ていて人気のスポットとなっています。
24時間オープンの公園で、ワールドトレードセンターの911メモリアルを訪れた時に立ち寄ってみるのにおすすめの景色のいい憩いのスポットです。
リバティパーク Liberty Park
155 Cedar St, New York, NY 10006 MAP
911メモリアルミュージアムに現在たくさんの人が訪れています。
一般入場は、9月10日の午後3時30分までで、それ以降から9月11日の午後3時までは、関係者のみ入場可能となります。
9月11日は毎年式典が行われ、ワールドトレードセンターの911メモリアルプラザへは、午後3時まで関係者以外は立入禁止となります。午後3時以降は一般に開放されます。また、9月11日の夕方から翌朝にかけては、トリビュート・イン・ライト (Tribute in Light) と呼ばれる2本の青い光線で夜空が照らされます。
9月11日のNYワールドトレードセンターは、こんな様子です。夜のトリビュート・イン・ライトは、色々な場所から見ることができます。