ニューヨーク、そしてアメリカ全土でも、現在、新型コロナウイルス封じ込めのため、多くの人が、ほぼ自宅に籠って生活しています。そんな中、感染する恐怖を顧みず、外で働き続けてくれているのが、緊迫した状態が続く、医療と救急、そして警察、公共交通機関などの公共サービス、スーパーや薬局など生活に必須の分野で働く人々です。そんな人々を応援しようと、広いアメリカ全土の人々で #LightItBlue をします。今夜8時、アメリカ各地の様々な場所が、青くライトアップされます。ニューヨークでは、ワンワールドトレードセンター、ロックフェラーセンター、ハドソンヤード、タイムズスクエアのビルボードなど様々な場所がブルーにライトアップされ感謝の気持ちを伝えます。
ニューヨークでは、感謝の気持ちを込めて夜7時になると街中で拍手を送る(#ClapBecauseWeCare) が恒例となっていますが、今夜は、ブルーのライトアップ (#LightItBlue) です。アメリカ全土、そして世界各地で、今夜それぞれの現地時間夜8時に、みんなで医療をはじめ外で働き続ける人々を応援しよう!と言うことで、一斉にブルーにライトアップ (#LightItBlue) し、感謝の気持ちを伝えます。
イギリスの国立医療機関、NHS のシンボルカラーであるブルーのライトアップ (#LightItBlue) は、3月26日にイギリスで、医療機関で働く人々に感謝しようとスタートしたもので、毎週木曜日に行われており、今日、4月9日夜8時には、アメリカ各地の様々な場所も参加します。
現在、入院患者・重症患者が激増し、NYCなど猛威を奮っている地域では、ヘルスケアワーカーが不足しています。CDC は、新型コロナウイルス患者に接触した可能性のある医療関係者など必須の職務についている人で、症状が出ていない場合は、長い自己隔離期間を置くことなく、職務復帰をしやすいようにポリシーを変更しています。
.@CDCgov issued new guidance for essential critical workers. Do you fall into this category? Find out what you need to know if you are exposed to #COVID19: https://t.co/eGNF0sg8qX pic.twitter.com/Duh9US2qlE
— U.S. Surgeon General (@Surgeon_General) April 9, 2020
また、こちらの記事によると、病院によっては、コロナ対応病院と非対応病院をしっかり分けているから可能なのかもしれませんが、陽性でも、特に症状がなければ勤務を許可しているケースもあると報じられています。重症患者が続々と運ばれて来て、さらに死者も次々と出るという緊迫した中、過酷な状態で働き続けていることは間違いありません。
ちなみに、アメリカでは、余裕のあるアメリカ各地の医療関係者のボランティアや軍の医療スタッフが、ニューヨークなど感染者の多い地域に応援にやって来ています。
こちらの映像では、ニューヨークに他州から駆けつけてくれた看護師さんたちの声が紹介されています。
イギリスでは、心肺蘇生処置の基礎知識があるフライトアテンドも補助業務に当たっているようです。
We’re pleased to have staff from @easyJet and @VirginAtlantic joining us to support doctors and nurses in our fight against #coronavirus 👊 https://t.co/gQ3MBOmGjy
— NHS Nightingale London (@NightingaleLDN) March 30, 2020
スウェーデンでは、SAS のフライトアテンダント がヘルプをしています。
911事件の後に誕生したニューヨークで最も高いビルである ワンワールドトレードセンター も青くライトアップされます。
The spire at One World Trade Center will be lit in blue tonight as a thank you to the healthcare heroes, first responders, and essential workers, who are putting their lives on the line every day while facing Covid-19. @thedurstorg @OneWTC #LightItBlue pic.twitter.com/RzKYnEAPb2
— One World Observatory (@OneWorldNYC) April 9, 2020
ニューヨークの緊急医療施設となっている Javits Center や USNS Comfort の近くにある イントレピッド航空宇宙ミュージアム、タイムズスクエアのビルボードやブロードウェイの劇場も参加する他、バスに乗って楽しめる人気エンターテイメント、The Ride も参加します。
ナイアガラの滝 も青くライトアップされます。
Joining a global initiative to show support and gratitude to the health care professionals and essential workers fighting on the front lines against COVID-19, tonight Niagara Falls will be illuminated in blue for 15 minutes at the top of each hour beginning at 8 p.m. #LightItBlue pic.twitter.com/w09VYVt2uf
— Niagara Parks (@NiagaraParks) April 9, 2020
ニューヨークのシンボル、エンパイアステートビルでは、毎晩、感謝の気持ちを込めて、音楽と共に、赤いライトアップが行われています。
毎日の世界各国の感染者数は、アメリカの新型コロナウイルスの現状と対策 の記事で紹介したライブでアップデートされているサイトなどで知ることができますが、ニューヨークのコロナによる死者数は今週ピークを迎えており、今日は799人、トータルで7000人越えとなりました。ニューヨーク州だけでです。
ニューヨークのロックダウンが始まる以前に多くの人々が感染していたため、今死者数がピークになっています。
良いニュースは、新たに入院する患者数が目に見えて減ってきていることです。
迅速なロックダウンにより、人々が自宅待機することになり、人々の接触が減り、コロナの感染が減少しています。ロックダウンの効果が非常にはっきりと数字に表れてきています。医療関係者などフロントラインで働くすべての人々に日々感謝し、一日も早くコロナの終息する日が来ることを願います。