ブルックリンのアートな人気ホリデーイルミネーション！ブルックリンボタニックガーデンライトスケープ

ニューヨークは、もうすぐクリスマスを控え、ホリデーシーズン真っ只中で、ホリデー気分が盛り上がる様々なイベントが開催されています。そんなイベントの一つが、昨年からスタートしたばかりのブルックリン植物園の期間限定で開催されている人気イルミネーション、ライトスケープ (Lightscape) です。夕方から夜にかけてのイベントで、今年も、普段お馴染みの園内の光景が、光と音で幻想的な世界に大変身を遂げています。ライトスケープは、アートなイルミネーションが特徴で、花火や鳥をはじめ新しい作品が多く登場し、昨年とはまた違った雰囲気になっているので、初めての人はもちろん、昨年、訪れた人も楽しめる内容になっています。

ブルックリンボタニックガーデン (Brooklyn Botanic Garden) は、ブルックリン美術館やプロスペクトパークに隣接する植物園で、園内には、日本庭園があり、桜や紅葉など四季折々の美しい自然を手軽に楽しむことができるローカルの憩いの人気スポットです。
ブルックリン植物園で、昨年2021年からスタートしたホリデーシーズン期間限定の人気イルミネーションイベントが、ライトスケープです。ライトスケープは、来年2023年1月8日まで、12月25日と1月3日を除き、連日午後4時半から10時まで開催されています。ブルックリン植物園は、冬の間は、午後3時半に閉園し、その後、ライトアップされた別世界となります。時間指定チケットを購入し、イルミネーションイベントの入口となっている、ブルックリン美術館の左側の裏手、Washington Avenue 沿いの入口に向かいます。

ライトスケープは、園内をトレイルに沿って歩きながら、様々なイルミネーションアートを見学していきます。昨年とは、また違った新しい作品がたくさん登場しています。トレイルのコース (PDF) は、昨年とだいたい同じですが、若干異なり、出口は、入口と一緒の Washington Avenue 沿いとなります。昨年は、Eastern Parkway 沿いが出口となっていて、帰りにミュージアムショップに立ち寄ることができませんでしたが、今年は、最後にミュージアムショップに行けるようになっています。

トレイルは、春は桜、秋は紅葉が美しく、赤い鳥居がシンボルとなっている、日本庭園からスタートします。題名は、その名も「春夏秋冬」で、繊細なイルミネーションが楽しめます。

続いて登場するのが、花火です。木々に囲まれた小道には、まるで夜空に美しく輝く花火が描かれています。

温室 (Conservatory) 前の池では、睡蓮のようなイルミネーション、Night Lily が輝いています。

“Carol of the Bells” の曲に合わせて、光と音のショーが行われているスポット、A Magical Spot。

今年のクリスマスツリーは、ミラーがまわり、ダンスフロアのような雰囲気です。

イルミネーションのモチーフとなっているのは、自然のものが多く、植物や鳥がよく登場しています。夜の闇の中、鳥たちが美しく赤く輝き、羽ばたいています。

ライトスケープのイルミネーションの特徴の一つが、自由自在に曲げることができるチューブ状のLEDを使用したものです。美しく開いたお花を表現したイルミネーションや、

カラフルな躍動感ある木々など、様々な色のチューブ状のLEDで印象的な作品が作られています。

植物園の建物もライトアップされ、幻想的な雰囲気が楽しめます。

続いて、木々の周りでは羽ばたく、たくさんの鳥たち。

ライトスケープのシンボルとなっているのが、昨年も登場していた冬の大聖堂、Winter Cathedral です。光り輝くイルミネーションを背景に人気の写真スポットになっています。

所々で、道にも、文字や絵が描かれています。こちらは、鳥のように見えますが、お化け(The Ghosts) と題されたイルミネーションです。

神々しい巨大な折り紙の鶴たちもいます。

今年は、昨年とても印象的だった無数の炎のイルミネーションはないのかな？と思っていたら、今年もありました。昨年は、かなり火に接近できて熱さを感じるほど迫力がありましたが、警備が大変だったのか、今年は、火の数が減り、噴水の中に設置され、しっかりとフェンスで囲われています。少し迫力はなくなってしまいましたが、幻想的で厳かな雰囲気です。