ニューヨーク、クイーンズには、実は、ジャズ界を代表するジャズミュージシャン、ルイ アームストロング (Louis Armstrong) が暮らしていた家があります。当時から超有名人だったにも関わらず、住んでいたおうちは、意外と庶民的なエリアにある、庶民的なおうちで驚きです。現在、このルイアームストロングの家は ルイ アームストロング ハウス ミュージアム (Louis Armstrong House Museum) となっていて、ガイドツアーに参加すると、家の中を見て周ることができ、ガイドさんの紹介により Louis Armstrong とその奥さん Daisy Parker さんの生活の様子、人となりを垣間見ることができます。
ツアーでは最初ミュージアム内で映像を見て、Louis Armstrong さんの一生を振り返ります。その後、ガイドさんについて、実際の家の中へと入り、夫妻の生涯のストーリーをききながら、家の中を周ります。家の中は写真撮影ができないのですが、当時のインテリアをそのまま残しているので、当時の家づくりのトレンドが垣間見れ、また、完全リノベーションされたオリジナルのキッチンなどを見たり、当時のLouis Armstrongと奥さんの会話などのテープが残されていて流されているのをきいていると彼の愛妻家ぶりが感じられます。
こちらが、Louis Armstrong のおうちの玄関。ガイドさんを先頭にこちらから家の中へと入っていきます。
家の中は撮影禁止ということで写真はありませんが、世界中の様々な場所から集められたおみやげ品などが集められ、豪華ではありませんが、当時の最先端のものが集められ、質素ながらも暖かい家庭の様子が感じられます。特に印象的だったのは、Louis Armstrongさん夫妻による音声コレクション。事あるごとに会話、感想、歌声など様々なことを音声で記録し、大量の記録を管理、保存していたようで、今風に言うと、まさに vlogger に近い、サウンドブロガーのようです。
こちらのビデオで詳しく紹介されています。
こちらは小さなミュージアム内に飾ってある夫妻の写真。
ルイ・アームストロングに欠かせないトランペット。
楽譜やレコードなど。
こちらの映像はルイ・アームストロングさんのミニバイオになっています。
おみやげコーナーには、関連グッズ、書籍が集められています。
家のお隣は日本風の庭園となっています。
家のダイニングキッチンは中国風でしたが、当時のミュージシャンは、レコードやCDなどがない時代ということで、世界中を駆け回り、延々と公演が続く旅の毎日だったようですが、その中でも特にアジアの文化に強い興味を持っていたそうです。
家もお庭も当時のまま保存されている貴重な家でした。
Louis Armstrong House
34-56 107th St, Corona, NY 11368 MAP
ジャズ好きの人はルイ・アームストロングさんの故郷でもあり、今でもそのジャズ文化を伝えるニューオリンズを訪れてみるのもおすすめです。