ニューヨークは、ここ数日、すっかり真夏のような陽気となっています。楽しいイベントも目白押しで、すっかり夏真っ盛りな気分です。先週は、アッパーイーストサイドのミュージアムマイルで、ミュージアムマイルフェスティバルが行われ大盛り上がりとなっていましたが、明日、火曜日の夕方は、ナイトミュージアム (Nights at the Museums) が、ロウアーマンハッタンで開催されます!ミュージアムへ無料で行ける絶好のチャンスです。
ニューヨークでは、明日の夕方4時から8時までの間、ロウアーマンハッタンにある様々なミュージアムや文化施設が時間延長で営業し無料で開放される Nights at the Museums が開催されます。このイベントは、先週の金曜日から1週間、ロウアーマンハッタンで行われている River to River Festival のイベントの一つです。
メトロポリタン美術館 など有名ミュージアムが参加するミュージアムマイルと比べると、マイナーな博物館が多いですが、こんな機会にロウアーマンハッタンを訪れ、珍しいミュージアムを覗いてみるのもおすすめです。
アフリカンベリアルグラウンドナショナルモニュメント
ロウアーマンハッタンの連邦政府のオフィスビルの立ち並ぶエリアにひっそりとあるのが、かつて、ニューヨークがマンハッタンの南端に築かれた当初の街外れで、街の建設に携わったアフリカ系の人々が埋葬されたという場所です。ナショナルモニュメントとなっています。
China Institute
ニューヨークには、Museum of Chinese in America など中国系のミュージアムもいくつかありますが、1926年設立というとても長い歴史を誇る China Institute で、2015年に、ロウアーマンハッタンに移転しました。現在、山をテーマとした写真展が行われています。
Visit the first contemporary art exhibition in our new downtown location” Art of the Mountain: Through the Chinese Photographer’s Lens” on February 8! #ArtoftheMountainhttps://t.co/ZejEW9V2Ah pic.twitter.com/08OTinq1l3
— China Institute (@ChinaInstitute_) January 18, 2018
Federal Hall National Memorial
アメリカ初代大統領のジョージ・ワシントンが大統領に就任し、就任演説をしたことでも知られるアメリカ建国初期に、アメリカの中心だった歴史ある場所です。ニューヨークにあるナショナルモニュメントの一つで、その歴史が紹介されています。
Fraunces Tavern Museum
独立戦争終了後、ジョージ・ワシントンにより軍の解散ディナーが行われたという歴史ある場所です。現在では、一階は、レストランとバー、上階は、当時を伝える遺品などが展示されるミュージアムとなっています。
Lower Manhattan Tours
ミュージアムではありませんが、Lower Manhattan Tours により、ウォール街周辺の無料のツアーも行われます。事前に予約が必要です。
Museum of Jewish Heritage
Museum of Jewish Heritage は、バッテリーパークの近くハドソン川沿いにあるユダヤ博物館で、あのホロコーストを詳しく伝える展示があります。
National Archives at New York City
かつて、税関として使われていたという豪華なボザール様式の建物には、アメリカンインディアン博物館、そして右手には、National Archives at New York City が入っています。
National Museum of the American Indian
アメリカンインディアン博物館では、珍しいネイティブアメリカンの歴史的な民芸品やアートなどが展示されています。建物自体も見どころの一つです。
National September 11 Memorial & Museum
ワールドトレードセンターコンプレックスにある記憶に新しいワールドトレードセンターのテロ事件を詳細に伝えるミュージアムです。無料で開放される時間は、5時から8時までで、チケットは4時から現地で早いもの順に配布されます。
9/11 Tribute Museum
ワールドトレードセンターコンプレックスにあるもう一つのテロ事件に関するミュージアムで、こちらは、生存者、犠牲者の家族、救援者など事件に関連した人により焦点が当てられています。
NYC Municipal Archives
ロウアーマンハッタンのシティーホール周辺、一際目立つ巨大な Manhattan Municipal Building の隣には、美しいボザール建築の建物があります。こちらには、NYC Municipal Archives が入っています。
Poets House
Poets House は、1985年に設立された詩をテーマとした図書館です。2009年にロウアーマンハッタンに移転してきました。
The Skyscraper Museum
新旧ワールドトレードセンターをはじめ、ニューヨークや世界の高層建築に関するミュージアムです。
South Street Seaport Museum
海と船をテーマとしたミュージアムで、現在は、20世紀初頭にヨーロッパとニューヨークを結んだ客船をテーマとした特別展が開催されています。この他、ピア16では、船の見学もできるようです。
近くには、歴史ある印刷技術を垣間見ることができるプリントショップもあり、こちらでも特別なデモも行われるようです。
Bowne & Co. Stationers 昔のニューヨークにタイムスリップ!サウスストリートシーポートのステーショナリーショップ
フィナンシャルディストリクトの石畳の通り、ストーンストリートには、ピザ屋さんやアイリッシュパブなど色々なお店が並んでいます。ロウアーマンハッタンを訪れたら、帰りがけに立ち寄ってみるのもおすすめ。
こちらは、オイスターフェスティバルの時の様子ですが、ストーンストリートはこんな感じです。