明日、2021年2月12日は、太陰暦での正月 (Lunar New Year) です。日本では、旧正月と呼ばれていますが、中国をはじめとする中華文化圏では、春節、チャイニーズニューイヤーとして知られる、年初の盛大なお祭りの時期です。昨年の子年から丑年へと移り変わる新年は、現在も継続するパンデミックのため、旅行を控えたりなど例年とは違った過ごし方をする人も多いと思います。ニューヨークでも、例年、チャイニーズニューイヤーにちなんだ様々なイベントが開催されますが、今年は、バーチャルイベントを中心に、控えめな感じですが、ちょっとしたお祭り気分が楽しめるイベントも開催されます。
明日、2021年2月12日は、中国を中心に中華圏で盛大に祝われる新年のお祝い、チャイニーズニューイヤーです。例年は、中国などでは、多くの人が、帰省や旅行で、大移動が起こる時期ですが、今年は、パンデミックのため静かなお祭りとなりそうです。
ニューヨークでも、通常、マンハッタンのチャイナタウン、クイーンズのフラッシングをはじめ、爆竹が鳴り響く中、ライオンダンスが行われたりと賑やかなイベントが色々と行われますが、今年は、たくさんの人が集まらないように、オンラインなどでの控えめのお祭りとなります。
昨日は、エンパイアステートビルも赤くライトアップされていましたが、ワールドトレードセンターのオキュラスでも、今、新年をテーマとした赤と金のイルミネーションが行われています。オキュラスでは、陶磁器の修復作業の様子が見学できたりするなどの チャイニーズニューイヤーイベント が、2月13日まで開催されています。
ブルックフィールドプレース (Brookfield Place) では、2月12日から13日にかけて、Lunar Ice と題されたイベントが開催され、Okamoto Studio による氷の彫刻が披露されます。また、2月中の金曜日、土曜日には、Studio BFPL: Lunar New Year と題されたパフォーミングアートイベントが開催されます。
Okamoto Studio の氷の彫刻は、以前、セントラルパークなどで見たことがありますが、とても美しく、NYCの様々なイベントに登場しています。
メトロポリタン美術館では、丑年をテーマとした、”Celebrating the Year of the Ox” と題された特別展が開催されています。
ギャラリーでは、歴史的な牛の彫刻作品の数々が展示されている他、2月13日には、オンラインイベント、“Virtual Lunar New Year Festival: Year of the Ox” が予定されています。
中国をテーマとしたニューヨークの博物館、ミュージアム・オブ・チャイニーズ・アメリカン は、ミュージアムとしては閉鎖中ですが、”Chinese New Year Family Festival” と題されたオンラインイベントを予定しています。
チャイナインスティチュート でも、ファミリー向け チャイニーズニューイヤーイベント が開催されます。
チャイニーズニューイヤーといえば、ライオンダンスです。アメリカでも色々なところで、ライオンダンスを見る機会があるのですが、今年ニューヨークでも、いくつか予定されています。
Nai-Ni Chen Dance Company では、ライオンダンスをはじめ様々な パフォーミングアートのショー をオンラインで予定しています。
チェルシーマーケットでは、2月13日に、Very Fresh Noodles と Pearl River Mart Foods による、ライオンダンスが見られる グルメイベント が予定されています。
また、新年のお祝いといえば、花火ですが、ニューヨークでは、以前、チャイニーズニューイヤーに、盛大な花火が打ち上げられていたこともありましたが、今年は残念ながらなさそうです。
こちらでは、そんなニューヨークでの花火の様子や、チャイニーズニューイヤーの歴史や習慣について紹介しています。
最後に、丑年といえば、ニューヨークには、牛の有名なスポットがあります。
ニューヨークで牛といえば、金融街のブルです。
現在、株式や仮想通貨市場で、少し壊れた感じのブル相場が続いていますが、まさに、強気の金融相場を象徴している牛さんです。
先日、大雪の中、ニューヨークの街角でたくさん美しい雪景色が見られましたが、このウォール街のブルにも人が集まっていて、相変わらずの人気ぶりでした。
今週末は、チャイニーズニューイヤーだけでなく、バレンタインもあり、楽しい週末になりそうですね。