世界の交差点と言われる、ニューヨークのタイムズスクエアに、精巧な蝋人形が並ぶ、マダムタッソー (Madame Tussauds) という個性的なエンターテイメントミュージアムがあります。マダムタッソーは、別名、ワックス・ミュージアム(蝋人形博物館)とも呼ばれていて、その高い蝋人形製作技術により、多くの人が知っている有名人たちを本物と見間違えてしまうような美しい蝋人形にして勢揃いさせている、すごい蝋人形ミュージアムです。世界の主要都市の旅行者が集まるスポットに次々と進出している有名なミュージアムとなっています。ニューヨークのマダムタソーは、タイムズスクエアでも一際目立つ場所にあり、いつも観光客で人気のスポットになっています。
ニューヨーク、タイムズスクエアのマダム・タッソーの入り口を入ると、すごい人です。チケット売り場が大行列の人気ぶりなので、チケットは事前にオンラインの チケットページ から購入していくのがおすすめです。安く購入できます。
タイムズスクエアの一等地にあるテーマパークなので、そんなに大きなものではないと思っていたのですが、これがびっくり、ビルの5階から9階までと5フロアにも渡る想像以上の広さで、数多くの蝋人形の展示やアトラクションがあります。エレベーターで最上階の9階まで登り、下っていきます。
行列ができるほど大人気だったのは、こちらオバマ大統領夫妻と一緒に記念撮影ができるスポット。このミュージアムのおもしろいところは、だんだん、本物の人間まで蝋人形にみえてきてしまうところです。
マイケル・ジャクソンさんも生きているようです。全体的に実物より少しスリムな印象を受けるように作られているように感じました。
チャップリンなど、様々な著名人の蝋人形が並んでいます。
マダム・タッソーは、今では世界中の観光地の象徴とも言えるほどの存在となっていますが、実は、観光客のためのアトラクションとしてここ最近できたものではありません。マダム・タッソーは、、とても歴史のある立派なミュージアムなのです。
ミュージアムの名前となっている「マダム・タッソー」は、マリー・タッソー (Marie Tussaud) という実在した人物によるもので、18世紀にフランスで、王家をはじめとした、様々な人物の蝋人形を作成し活躍していた人物でした。フランス革命やナポレオン戦争など混乱する革命の時代にフランスを離れ、イギリスに拠点を移し、各地を巡業し、蝋人形作りの腕を見せて周っていましたが、最終的には、1835年にロンドンにミュージアムをオープンし、それが現在、世界に広がっている、マダム・タッソー (Madame Tussauds) の起源となっています。
こちらの映像では、マダム・タッソーさんの生涯について紹介しています。
観光地で有名人と一緒に写真をとって楽しむツーリストスポットというにはもったいないくらい、その精巧な蝋人形の作成技術のレベルの高さには感動させられます。
世界中に展開するマダム・タッソーですが、ニューヨークのマダム・タッソーでは、アメリカの有名人を中心に展示しているように、世界各国その国で人気のある著名人の蝋人形を置き、一緒に写真を撮ったり、身近に触れ合えるようにし、多くの人の心を掴んでいます。
それぞれの国で人気のある有名人の作品を作り展示するミュージアムというのは、世界各都市にスケールできる、なかなか面白いビジネスモデルではないかと思います。
写真をシェアすることが当たり前となっている今の時代、おもしろい写真スポットとして、マダムタッソーは人気になっています。
この中で誰が本物の人間でしょうか? 蝋人形と実際の人を見分けられますか?時々、蝋人形と並んで、人形のふりをして遊んでいる人もいます。蝋人形と並んで動かずにじっとそこにいると、多くの人が本当に作品の一部だと思って写真を撮ったり並んで撮ろうとして、本物の人間だと気づいてびっくりさせられたりするのです。
クラシックムービーの代表的作品、ゴーストバスターズを特集した展示もあります。
バーチャルリアリティーを体感できるアトラクションも人気になっています。
現実よりもすごい世界を体験できるというハイパーリアリティーのアトラクションは、バーチャルリアリティーによる未来のテーマパークを創り出すことを目指しているユタ州ベースのスタートアップ The Void によるものです。
こちらの映像ではそんな様子が紹介されています。何の舞台設定もないただの壁に囲まれた空間で、特殊な装置をつけて、それを通して見えるバーチャルの世界で夢中になって遊びます。傍からみていると何をしているのかさっぱりわからない状況ですが、本人はそのバーチャルの世界で主人公となることができ、こんな形が未来のゲームやテーマパークの姿になっていくのだろうと想像できます。
実際にワックスハンドを作ってみよう、というコーナーもあります。
有名人はスポーツ選手にまで及びます。まるで一緒に試合をしているような写真が撮れてしまうかも?!
この他、映像+体感の 4D Film のアトラクションなどもあるのですが、これが予想以上にスリリングで楽しめたりします。
ギフトショップもなかなか華やかで見て楽しめる場所になっています。
マダム・タッソーの所要時間は、大体1時間半くらいです。
美術館や博物館のようにお堅くなく、英語が得意でなくても、見て楽しめるということもあり、英語圏以外からのお客さんにも人気が高いです。
アメリカ映画に興味がある人、本物そっくりの有名人に出会ってみたい人、バーチャルリアリティーを体験してみたい人には、マダムタッソー・ニューヨークは面白いテーマパークだと思います。
チケットは、公式サイト から事前に購入して行くと、割引でお得に買え、スムーズに入場もできおすすめです。
または、ニューヨークで色々観光する人は、ニューヨークの観光スポットへ行き放題で楽しめる観光パス ニューヨークパス を使って、マダム・タッソーへ行くこともできます。
マダム タッソー ニューヨーク
Madame Tussauds New York
234 W 42nd St, New York, NY 10036 MAP
営業時間:毎日 10AM-10PM(時期により変わります)