マディソンスクエアパーク ホリデーシーズン伝統のクリスマスツリーと今年2020年ならではの最新パブリックアート

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ニューヨークのミッドタウン、フラットアイアン地区にある、マディソンスクエアパーク (Madison Square Park) は、アメリカで初めて公の場にクリスマスツリーが飾られた歴史的な場所です。今年もさっそく恒例のクリスマスツリーが公園に登場しています。マディソンスクエアパークのエリアは、今では閑静な雰囲気ですが、実は19世紀後半から20世紀初頭頃は、この辺りにホテルやレストランが建ち並び、ニューヨーク一の繁華街でした。今でもそんな名残を感じさせてくれる歴史的な建物が周囲にあり、夜は美しくライトアップされています。マディソンスクエアパークには、19世紀後半、自由の女神完成前に、自由の女神のトーチが飾られていたこともあり、パブリックアートの伝統がある公園でもあります。そんなマディソンスクエアパークには、今年も自由の女神のトーチを模した作品や、思わず道行く人が注目してしまうフレームと紐を組み合わせた、ビビッドな赤のソーシャルディスタンス風の作品など面白いパブリックアートも登場しています。

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ニューヨークのミッドタウンの5番街とマディソンアベニューの間の23ストリートから 26ストリートにある、マディソンスクエアパークは、アメリカ第4代大統領のジェームズ・マディソン (James Madison) にちなんで名付けられ、1847年にオープンした歴史ある公園です。19世紀後半の1870年から1910年頃にかけては、ニューヨークの中心の繁華街として栄えたエリアで、公園の周囲には、時計塔が印象的な メットライフタワー (Met Life Tower) をはじめ、歴史を感じさせる趣のある高層ビルが建ち並び美しいライトアップを見せてくれています。ちなみに、メットライフタワーは、1909年から1913年まで世界一高い建物でした。

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メットライフタワーの北側、マディソンアベニュー沿いの26 と 27 ストリートの間には、ダウンタウンのウルワースビル旧カスタムハウス をデザインした Case Gilbert によりデザインされたとても趣がある、1928年に建てられた美しい建物、New York Life Building があります。

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そして、五番街沿いには、1931年に完成し、1931年から1970年まで世界一の高さを誇った、お馴染みのエンパイアステートビルがよく見えます。

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マディソンスクエアパークの入り口には、ライトアップされた William Henry Seward さんの像があります。William Henry Seward さんは、ニューヨーク州知事や上院議員、そして、リンカーンとその後のアンドリュー・ジョンソン大統領時に、国務長官を務めた19世紀の政治家です。なんとこの像は、1876年から飾られているもので、ニューヨーカーの中では、初めて公の場に飾られた彫刻だそうです。ちなみに、今年は、NYC に、初めて 実在した女性のメモリアル像 が誕生しました。

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マディソンスクエアパークには、毎年、ホリデーシーズンになるとクリスマスツリーが登場します。今年は、クリスマスツリーは、シェイクシャックの近くに飾られていますが、華やかな飾りはなく、シンプルなクリスマスツリーになっています。マディソンスクエアパークは、1912年、アメリカで初めて公の場にクリスマスツリーが飾られたという歴史的な場所でもあります。

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マディソンスクエアパークの噴水も美しくライトアップされています。

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ドッグランも可愛らしくライトアップ。

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現在、マディソンスクエアパークには、自由の女神のトーチを模した Light of Freedom と題された作品が飾られています。Light of Freedom は、パンデミックやプロテストなど激動となった今年2020年に呼応した、ニューヨーク出身の女性アーティスト、Abigail DeVille さんの作品で、19世紀に活躍した奴隷制度廃止運動家、フレデリック・ダグラス (Frederick Douglas) のメッセージ “If there is no struggle there is no progress.” などが添えられています。黄金の足場に囲まれたトーチがうっすらと輝いています。当時、ニューヨーク一の繁華街だった、マディソンスクエアパークには、自由の女神完成前のファンドレイジングで、1876年から1882年にかけて自由の女神のトーチが飾られていたという歴史があります。Light of Freedom は、2021年1月31日まで飾られます。

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こちらは、以前のマディソンスクエアパークのクリスマスツリーの様子です。

マディソンスクエアパークの豪華クリスマスツリーとイルミネーション

マディソンスクエアパークの南西側には、ちょうどブロードウェイと五番街が交差する、フラットアイアンパブリックプラザ (Flatiron Public Plaza) と呼ばれる小さな広場があり、ここにもビビッドな赤が印象的な楽し気なパブリックアート作品が登場しています。

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こちらのパブリックアートは、 Flatiron / 23rd Street Partnership and Van Alen Institute が毎年行っている、Flatiron Public Plaza Design Installation の今年2020年に選出された、デザインファーム、Studio Cooke John による Point of Action と題された作品です。

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赤いフレームと紐の遊び心溢れた作品で、何だろうと道行く人々も思わず近寄ってまじまじと眺めています。それぞれのフレームの間隔やサークルなどウィズコロナですっかりお馴染みとなったソーシャルディスタンスのコンセプトが上手くデザインに取り入れられています。

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エンパイアステートビルをバックに、MoMA や、ニューヨークのギャラリー、David Zwirner など今年のニューヨークでよく見かけたジャッドの作品を少し彷彿とさせる作品で、楽しい気分になれます。Point of Action は、2021年1月1日までの公開となっています。

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現在、人気写真撮影スポットのフラットアイアンビルは、リノベーション工事中ですが、周辺には、色々とショッピングやグルメのおすすめスポットもあります。

フラットアイアンビル・マディソンスクエアパーク周辺おすすめスポット

マディソンスクエアパーク ホリデーシーズン伝統のクリスマスツリーと今年2020年ならではの最新パブリックアート was last modified: 12月 7th, 2020 by mikissh