Maison Kayser (12)

メゾンカイザー ニューヨークに16店舗もある人気パン屋 経営破綻 チャプター11申請で売却へ

Maison Kayser (12)

ニューヨークで急拡大を続けていたパリ発のパン屋さん、メゾンカイザーが、経営破綻し、チャプター11を申請しました。メゾンカイザーUSAは、ニューヨークのアッパーイーストサイドに、2012年に初登場して以来、急拡大を続け、16店舗にまで達していました。メゾンカイザーは、3月中旬以来、閉鎖が続いていて、経済再開がだいぶ進んできた今に至っても、閉鎖中ということでずっと心配していました。9月に入り、708人の従業員のレイオフの報告、そして今回のチャプター11の発表が行われ、非常に残念ですが、ニューヨークから完全または大規模撤退となってしまいそうです。



パリの人気パン屋さん、メゾンカイザーは、2012年に、ニューヨークのアッパーイーストサイドに初のお店が登場して以来、急拡大を続けていました。メゾンカイザーは、エリック・カイザーさんにより、1996年に創業した、パリの人気ブーランジェリーで、ニューヨーク、日本など世界各国に展開しています。ニューヨークでは、2015年には5店舗、最近では、16店舗にまで増えていました。

メゾンカイザー Maison Kayser ニューヨーカーにも大人気 パリのおいしいベーカリー

ローカルはもちろん、旅行者にも人気で、最近では、タイムズスクエア近くにもオープンしていました。

NYタイムズスクエア近くの便利なフレンチカフェ Maison Kayser

そんなメゾンカイザーのニューヨークでの成功を受けて、最近では、ヨーロッパ各国の人気パン屋さんを含む、美味しいパン屋さんが、続々とニューヨークに進出してきました。メゾンカイザーは、ニューヨークのパンのレベルの向上に大きく貢献してきたパン屋さんでもあるのです。ニューヨークの色々な場所で、美味しいバゲットを気軽に買える、行きつけのお店の一つだったので、本当に残念です。

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そんなメゾンカイザーですが、競争が激化する中、急拡大を続け、ニューヨークには、16店舗出店、昨年には、ワシントンDCにも出店しましたが、すぐに撤退するなど、今年以前から経営状況はすでに厳しかったようで、そこに追い打ちをかけたのがコロナでした。



公式発表はありませんでしたが、一ヵ月程前からメゾンカイザーのニューヨーク完全撤退が噂されていました。とうとう昨日、アメリカのメゾンカイザーを運営する Cosmoledo LLC は、チャプター11を申請し、その内情を報告しています。ブルームバーグによると、現在、5000万ドル程以下の資産と、1億ドル程以下の負債があり、チャプター11後の資産売却に関する事前合意があるようです。
売却先予定となっているのは、 Aurify Brands という会社で、最近では、経営破綻した Le Pain Quotidien を買収したりと注目を集めており、ファイブガイズのニューヨークでの運営をはじめ、いくつかの飲食系ブランドを運営しています。ニューヨークでは、3月中旬以降、インドアダイニングの禁止が続いており、近い将来の状態が見通せないという事で、一時帰休 (furlough) 中だった従業員のレイオフを行い、おそらく、一旦全てのリースを解約し、クリーンな状態にした後、新会社に移管されるのではないかと思われます。その後、経済の復活度合に応じて、再び帰って来るかもしれません。

昨日は、センチュリー21もチャプター11を申請しましたが、レイバーデーの週末を区切りに、楽しい夏が終わり、シリアスな現実を目の前に、再び経営破綻が増えて行きそうです。

センチュリー21 コロナ経営破綻で全店閉鎖へ 清算に向けチャプター11申請

メゾンカイザー ニューヨークに16店舗もある人気パン屋 経営破綻 チャプター11申請で売却へ was last modified: 9月 12th, 2020 by mikissh