今日のニューヨークは、雲一つない見事な気持ちのいい快晴の日となりました。実は今日は、とても美しいニューヨークの朝日を見ることができる、冬のマンハッタンヘンジの日でした。日の出のマンハッタンヘンジで、年に2度ニューヨークの碁盤目状の大通りの東側から太陽が上る特別な日です。マンハッタンヘンジといえば、夏の夕方の夕日イベントが特に有名ですが、冬の朝日のマンハッタンヘンジも自然と都市の美しく調和する神秘的な光景が見られる、写真好きにもおすすめのイベントです。
日の出のマンハッタンヘンジは、夕日のマンハッタンヘンジと同じような感じで、広めの道路のストリートから見ることができますが、見る方向が東と西で真逆になります。マンハッタン内でも見られますが、お天気のいい日曜日の朝、ちょっと足を伸ばして遠くまでやってきました。
ニューヨークの朝日の絶景を見にやって来たのは、ニュージャージー州 ウィーホーケン (Weehawken) のハドソン川沿いです。タイムズスクエアなどのある 42ストリートの対岸になる、ウィーホーケン・ウォーターフロントパーク (Weehawken Waterfront Park) の北側の川沿いの遊歩道から、ニューヨークの日の出を見ることにしました。周辺には、42ストリート沿いの高層ビルの他、エンパイアステートビルや、ハドソンヤード、ビリオネアロウのスーパースレンダービルなど、ニューヨークのアイコン的なビルの数々を見渡すことができます。
ウィーホーケンは、マンハッタン越しから、日の出を見る、朝日の撮影の人気スポットです。今日は、雲一つない快晴の日となり、早朝にもかかわらず、意外とたくさんの人が、マンハッタンヘンジの写真撮影にやって来ていました。
ニューヨークの11月末の日の出の時間は、午前7時前後となっています。もう夏時間が終わっているので、割と遅めなのです。日の出前から、徐々にうっすらと明るくなり、いよいよ 42ストリートの道に太陽の光が射し込んで来ました。真っ赤な太陽の光が見えた瞬間、感動しました。
42ストリート沿いの西側には高層ビルが林立し、渓谷のようになっているため、ちょうど谷底からの日の出という感じで、ダイナミックな朝日の絶景を見ることができます。
一番太陽が光り輝いた瞬間。幻想的な光景に感動でした。
42ストリート沿いは、タイムズスクエアがある賑やかなエリアなので、よく見てみるとたくさんのネオンサインが輝いて見えます。
ちょうど道沿いに、太陽が顔を出すようになると、そんなネオンサインもかき消してしまうような光で、神々しく輝いています。
ウィーホーケンからはダウンタウン方面もよく見渡せ、うっすらとしったピンク色の朝焼けが広がっていました。
その後、朝日は、高層ビルに遮られながら、色々な場所から顔を出し、空に上って行きます。太陽が上ると鳥たちも動き始めます。
ウィーホーケンには、切り立った断崖があり、その高い所には、景色のいい公園が広がっていて、そこからも素晴らしい朝日を見ることができます。
冬の朝日のマンハッタンヘンジは、夏同様、年に２回見ることができ、今シーズンの一回目は、2020年11月29日 (Full) & 11月30日 (Half)、2回目は、2021年1月11日 & 1月12日です。夏の夕日のマンハッタンヘンジは、とてもたくさんの人が集まる大イベントとなっていますが、夕日のマンハッタンヘンジと違って、朝日のマンハッタンヘンジは、早朝なのでとても静かです。
朝早いので少し眠むくて大変かもしれませんが、マンハッタンヘンジの日でなくても、ニューヨークの美しい朝日を見に訪れて見るのもおすすめです。天気予報に加え、ニューヨークの日の出・日の入りの時間は、こちら、翌日の朝焼け、夕焼け予報は、こちら でチェックできます。
今年は、残念ながら雲で隠れてしまっていましたが、有名な夏のマンハッタンヘンジについては、こちらで詳しく紹介しています。
