ニューヨークを代表するオペラ歌劇場、メトロポリタンオペラ (Metropolitan Opera) は、今シーズン2020–21の全ての公演のキャンセルを発表しました。昨シーズンの2019-20の途中 3月に急遽閉幕してしまったメットオペラは、これまで、9月下旬に予定されていた開幕を延期し、12月31日から再開することを発表していましたが、長引くコロナによるパンデミックの影響で、今シーズンでの再開を諦め、来年2021年9月下旬からはじまる新シーズン2021-22からの開幕とすることを発表しました。
ニューヨークでは、今年3月から4月にかけて、コロナの感染者が急増し、医療崩壊の一歩手前のコロナ危機を経験しました。あれから半年が経過し、これまで感染者が急増することなしに、徐々に経済再開が進められ、以前とは異なり、ウィズコロナ状態ではありますが、多くのビジネスが順調に再開してきています。
そんな中、3月のロックダウン以降、閉鎖が継続し、取り残されているのが、ニューヨークの劇場を中心とするパフォーミングアートなのですが、残念ながら、まだ今後の再開の目途が立っていません。
そして今回発表されたのが、METオペラの今シーズンのキャンセルです。メトロポリタンオペラ (Metropolitan Opera) は、これまで、今年の最後を飾る 大晦日12月31日からの再開 を予定していましたが、さらに延期され、今シーズン2020-21の全公演を中止にすることを発表しました。再開は、来シーズン2021-22の開幕する 2021年9月27日が予定されています。
We regret to inform you that we have made the difficult decision to cancel the 2020–21 season, based on the advice of health officials. However, we are pleased to be able to announce the Met’s 2021–22 season, which will open Sep. 27, 2021.
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— Metropolitan Opera (@MetOpera) September 23, 2020
とても残念なニュースですが、パンデミック中の中での難しい決断ということで、来シーズンの開幕を楽しみに待ちましょう。
リンカーンセンターにあるメットオペラは、とてもゴージャスな劇場で、オペラ歌手の歌声や、オーケストラの演奏が響き渡り、感動の体験が出来ます。
メットオペラは、今年3月の閉幕以降ずっと、オペラを自宅でも楽しめるようにと、日替わりで過去の舞台の映像を公開してくれています。今後も毎日日替わりのMETオペラ作品の公開を継続してくれるそうです。
今週は大人気のプッチーニの特集ウィークで、連日、プッチー二の豪華な作品が日替わりで無料で楽しめます。
ニューヨークフィルやブロードウェイミュージカルも、既に今年いっぱいの中止を発表していますが、来年以降どうなるのかとても心配です。