現在、メトロポリタンミュージアムではコスチューム・インスティチュート (The Costume Institute) の特別展「Masterworks: Unpacking Fashion」が開催中です。
ここ数年、春になると行われていたファッションの特別展と比べると、少し小さな規模の展示となっていますが、美しいクラシックドレスからモダンドレスまで個性的なファッションが集まっていて、たくさんの来場者でにぎわっています。
コスチューム・インスティチュートが10年間に渡りコレクションしてきた、18世紀初頭から現在に至るまでの個性的なドレスが展示されています。
ちなみに、コスチューム・インスティチュートの前身となる組織が誕生したのは1937年。1946年からメトロポリタン美術館の一部として活動していて、アレキサンダー・マックイーンやチャイナドレス展など近年の豪華な特別展を開催し、とても印象に残っています。
アメリカが誕生した時代の服装から、現代に至るまで時代順に展示されています。
絵本に登場しそうなかわいいデザイン。
なんともゴージャスな美しいドレス。
蒼々たるデザイナーの作品が並べられています。
フェミニンなかわいいピンクのドレス。
しっかりしたブラックだけど、光沢もあり、華やかなかわいいラインのドレスです。
クラシックなレースドレス。
アジアンなテイストが入ったデザインも色々あり、興味深かったです。
美しいフォルムで気になるドレスでした。
帯のようなデザイン。
こちらも素敵です。
まるでオーキッドショーのような美しいこちらの作品は、なんと帽子です。顔の正面に身に着けるとても華やかな作品で、会場の部屋の中央に展示されていました。
おしゃれなデザインシューズも注目を集めています。
クラシックなデザインから見ていくので、最後の方のモダンデザインの斬新さがより引き立ちます。
こちらのビデオでは今回の特別展のテーマにもなっているファッションの歴史について解説されています。
イベントの会場は、少し分かりにくいロケーションですが、メトロポリタン美術館 (The Met Fifth Avenue) の中のエジプト展示のエリアから階段で地下へと向かった場所にある、Anna Wintour Costume Center で、2/5/2017 まで開催されています。
以前行われた中国のドレス展や、ファッションのテクノロジー展に比べると、規模の小さな特別展なのですが、メトロポリタン美術館ならではの素晴らしいドレス展です。
ちなみに2017年春から秋にかけての特別展は、コムデギャルソンの Rei Kawakubo さんにスポットを当てた、”Rei Kawakubo / Comme des Garçons: Art of the In-Between” です。