ニューヨークの誇る人気ミュージアム、メトロポリタン美術館のルーフトップガーデンは、屋外が気持ちのいい春から秋にかけて季節限定でオープンします。そんな屋上庭園の目玉となるが、個性的な不思議系インストレーションアートです。スーパースレンダーな超高層ビルが並ぶニューヨークの街の景色をバックに、シューレアリスム的な幻想的な惑星の世界が広がっています。メトロポリタン美術館は広大な美術館なので、見学途中の休憩スポットとして気分転換に屋上にでてきて、ドリンクや景色を楽しみにやってくるのにおすすめなルーフトップです。
メトロポリタン美術館の春から秋にかけての見どころの一つが、屋上庭園で、ミッドタウンの摩天楼やセントラルパークの絶景が楽しめます。バーや休憩スペースも多く、美術鑑賞の途中に多くの人が訪れる人気スポットとなっています。ただし、屋外ということで、天候が悪い場合は閉鎖されてしまうので、是非、来てみたいという人は、お天気のいい日に美術館を訪れましょう。
4月の中旬にオープンした今年のルーフトップガーデンでは、惑星の星々が浮かび、宇宙のような空間となっています。惑星とそれらを支えるフレーム、そして遠くに見えるニューヨークで急増中のとても細長い スーパースレンダービル が、禅のような世界を作り出している幻想的なインストレーションアートの展示となっています。
メトロポリタン美術館の屋上への行き方は、少しわかりにくく、美術館内にはいくつもエレベーターがあるのですが、直行でこの屋上へとつながるエレベーターは、1か所だけです。別のエレベーターに乗った場合は、1階分だけ、階段で上って屋上に出ます。館内のあちらこちらにスタッフがいるので、「ルーフトップ」へ行きたいと言えば、エレベーターの場所や行き方を教えてもらえます。
メトロポリタン美術館の屋上庭園(ルーフトップガーデン)への行き方を地図にしてみました。以下の緑の丸で囲んだところの上階が屋上庭園なので、ちょうどその真下にあるエレベーターから乗って、屋上まで行くことができます。
今年は、ポーランド出身で、ベルリンで活動するアーティスト、Alicja Kwade さんによる ParaPivot と題された展示です。
見る角度を変えてみると、また違った雰囲気になります。セントラルパークの西側には、19世紀後半から20世紀初頭に建てれらた歴史的な建物が残されています。奥に見えるのは、90-91st にあるツインタワー、The Eldorado です。
やはり一番目立つのが、最も美しい地球色のこちらの石。
火星のような石など様々な色の美しい石が使われています。
気持ちのいい屋上庭園には、ドリンクが購入できる人気のバーもあります。
絶景を楽しみながら、くつろげるスペースもあります。
西側、セントラルパークの向こうには、The Eldorado と似たツインタワーのデザインの The San Remo や、城塞のような雰囲気の The Beresford などアパート建築で有名な Emery Roth のデザインによる建物が目立っています。
アーティストの Alicja Kwade さんによる今年の屋上庭園のインストレーションアート作品の紹介です。
ルーフトップは、2019年10月27日までのオープンです。
最新の2020年の作品は、こちらです。
昨年、2018年は、こんな作品でした。
2017年は、こちら。
ニューヨークで一番人気のミュージアム、メトロポリタン美術館の見どころはこちらで紹介しています。