気持ちのいい季節を迎え、メトロポリタン美術館のルーフガーデンにも新しいアートが登場しました！とても大きなまるで古代エジプトの遺跡のような面白いアート作品です。メトロポリタン美術館では、例年、春から秋にかけて、緑いっぱいのセントラルパークと、その向こうに広がる高層ビル群が見渡せる屋上庭園にぴったりな幻想的な雰囲気のコンテンポラリーアート作品が飾られますが、昨年2022年は展示がなかったため、2年振りの新作となります。アーティストの視点で古代エジプト遺跡を再構築した巨大な作品と共に、周囲のニューヨークらしい素晴らしい絶景も楽しめるおすすめスポットです。

メトロポリタン美術館屋上庭園への行き方

ニューヨークを代表する巨大なミュージアム、メトロポリタン美術館は、すっかり人出が戻り、とても活気が出てきています。春から秋にかけて、メトロポリタン美術館へやって来たら、是非訪れたいのが、ミッドタウンの摩天楼やセントラルパークなどの素晴らしい眺望を見ることができる屋上スペース、ルーフガーデンです。今年2023年は、ルーフガーデンは、4月18日からオープンしています。ルーフガーデンには、周囲の景観にマッチしたサイトスペシフィックな幻想的な作品が飾られるのが恒例となっていますが、2023年は、古代エジプトの遺跡をモチーフにした作品が登場しています。
昨年2022年は、屋上庭園のみのオープンだったので、今年は、2年振りのアート作品の登場です。

美術館内にはいくつもエレベーターがあるのですが、屋上へとつながるエレベーターは、1か所だけです。館内にいるスタッフに「ルーフトップ」へ行きたいと言えば、エレベーターの場所や行き方を教えてもらえます。
メトロポリタン美術館の屋上庭園（ルーフトップガーデン）への行き方の地図です。以下の緑の丸で囲んだところの上階が屋上庭園なので、ちょうどその真下にあるエレベーターに乗ると、屋上まで連れて行ってくれます。

雨や強風など悪天候時は、閉鎖されてしまうので、ルーフガーデンを是非訪れたいという人は、お天気のいい日を狙いましょう。

ルーフガーデンの作品 2023年

メトロポリタン美術館のルーフガーデンに築かれたのは、古代エジプトの神殿を彷彿とさせる、アフリカ系アメリカ人女性アーティスト、Lauren Halsey さんの巨大な作品です。

メトロポリタン美術館は、古代エジプトの充実したコレクションでも有名なミュージアムですが、そんな古代エジプトの世界が屋上庭園にもやってきました。とても巨大な石造りの建築で、どうやって運び込んだのか気になります。

ここは、どこ？って、思わず現実を忘れてしまう、不思議な気分になる面白い作品なのですが、こちらは、the eastside of south central los angeles hieroglyph prototype architecture (I) と題された作品で、壁には、壁画のように様々なシンボルや言葉が描かれていて、Lauren Halsey さんが生まれ育った、サウスセントラルLAのコミュニティを表現しています。