ニューヨークには世界中から人の集まる大都市ということで、世界的にも名の知れた有名なミュージアムから小さなミュージアムまでものすごい数のミュージアムがあります。そんな多くのミュージアムの存在するニューヨークの中でも特に個性的な変わり種のミュージアムを今回は紹介します。そのミュージアムは、ニューヨーク、そして世界で最も小さいミュージアムとも言われる Mmuseumm です。
この Mmuseumm は、マンハッタンのダウンタウンのチャイナタウンの南側の普段あまり人通りのない小さな路地にあります。
ニューヨークで一番小さなミュージアムを謳う、この Mmuseumm がどれくらい小さいかというと、一瞬で全域を見渡すことができるくらいの小ささ。つまり、小さな一部屋分しかないミュージアムなのです。
もともとはビルのエレベーターだった場所のようですが、そのスペースをこういう形でミュージアムスペースとして利用しています。Mmuseummは、Alex Kalmanさんとその友達によって2012年にスタートしたプロジェクトだそうです。
展示物もとにかく個性的なものばかり。
モダンナチュラルヒストリーをテーマに、通常のミュージアムでは取り上げられることのない何気ない作品、プロダクトを展示しており、不思議なものがいっぱい。
Mmuseumm のすぐお隣にもう一部屋ガラス張りのリネンが美しく並ぶ展示スペースがあるのですが、こちらもニューヨーク一小さなミュージアム Mmuseumm の一部です。しかも、Mmuseumm2 ということで昨年から登場した2号館です。こちらもこの一室だけの小さな小さなスペースです。Alex Kalmanさんのお母さんは有名なイラストレーターで、雑誌のニューヨーカーをはじめ様々な媒体で活躍するMaira Kalmanさん。この展示は、そのMairaさんの母親の真っ白なクローゼットを再現したものだそうです。
ところで、Maira Kalmanさんはこんなイラストを描く人です。
Great cover by @MairaKalman https://t.co/EDWmAcib6F with @FrancoiseMouly https://t.co/ztOzCI8YJg … for @NewYorker pic.twitter.com/WlyqCasEs6
— Javier Muñoz (@jmunozfe) March 14, 2016
Maira Kalmanさんは、ニューヨークという街が大好きで、そしてそんなニューヨークの街中を歩き回ることが大好きな人。少し長いですが、こちらのビデオでは、そんな Maira Kalman さんが紹介されています。
先月からは、新しい内容の展示がスタートしているようなので、近くを通りかかったらのぞいてみたいと思います。
Mmuseumm 2016 opens today. 15 world-wandering exhibitions at MM1 and "Future Aleppo" at MM2. pic.twitter.com/z0tfNDIqsx
— Mmuseumm (@Mmuseumm) April 22, 2016
こちらのミュージアム、オープンしている日がかなり限定されていて、木、金が夕方6時から9時まで、土、日が正午から6時までのみとなっています。
Mmuseumm
4 Cortlandt Alley, New York, NY 10013 MAP
チャイナタウンからもすぐのところにあり、チャイナタウンのビルにはこんな美しいグラフィティアートがありました。