ニューヨーク、特にマンハッタンでは、先週からはじまった国連総会の影響で公共交通機関が止まったり、通行止めになったりして混雑し、色々と不便を感じることも多いのではないでしょうか。
おととい、道を歩いていると急に通行止めに、そして厳しい警備。そこに急に登場したのはNarendra Modi。前もって来ることを知っていたと思われる熱狂するインド系の人々の迫力に押され、残念ながら写真に収めることができませんでしたが。ところでこの人いったい誰なんでしょう？

世界各国の多くの要人が集まる中、まるでロックスターのように一際目立っているのが、今年新たにインドの首相に就任したNarendra Modiです。特に経済政策、汚職防止等、既存の体制内の改革など新しい時代の政治家として期待されているようです。

インド系アメリカ人の熱狂ぶりはかなりのものです。今日もマディソンスクエアのイベントが中継されていたからか、イベント後に流れてきたのか分かりませんが、タイムズスクエアでモディ、モディの大合唱。

国連総会はもちろん、大統領やその他の著名人との会見、セントラルパークでのイベント、2万人ものインド系の人々が集まったマディソンスクエアガーデンでのイベントと勢力的に活動しています。ここ10年程、The Gujarat riotsにおける対応への問責から、アメリカへのビザの発給は禁じられていたようですが、首相への就任で制約は解かれ、今回初のアメリカ訪問となったようです。

ちなみにこちらが昨日、セントラルパークで行われたThe Global Citizen Festivalというイベントの中での演説です。政治家がセントラルパークで若者に話しかける、タブレットなどIT機器にも触れるなど考え方がなかなか若々しい印象を受けます。

インドと言えば、Ballywood、華やかで美しいインド人女性がしなやかにひたすら踊り続ける映画を思い出しますが、ニューヨークではインドのバリウッドダンスまでも経験することができるんですよ。下の動画はニューヨークのあらゆるスポットで撮影されたバリウッドダンスです。セントラルパークや、地下鉄の中、グランドセントラル、タイムズスクエアなど、見覚えのある有名スポット場所で楽しく踊っていますので興味のある方はどうぞ。

アメリカにおけるインド系、全般的に教育レベルも高く、ビジネスやITの分野でかなり活躍しています。

このModi首相は、Obama大統領同様、SNSをはじめウェブ上での活躍もすごいようです。現在、twitterのフォロワーは688万で、世界の政治家の中で、オバマ、ダライラマに続き3番目にフォロワーが多いそうです。

組織・コミュニティによる特権の濫用、情報の独占はもう古いようですね。組織・コミュニティの存在意義や、価値のあるサービスを提供していること、またサービスを享受する人のメリットをも明確にし、双方にとってフェアでリーズナブルな活動を行う、そして、それらを分かり易く、みんなに情報をシェアすることが大切。
これからは、政治や行政、企業、その他あらゆる組織・コミュニティーにおいて、情報をオープンにシェアしていくことがより重要になっていくように思います。