ニューヨーク近代美術館 (The Museum of Modern Art (MOMA モマ))では、現在、エドガー・ドガ (Edgar Degas) の特別展が行われています。
この日は、6 階の特別展だけを見に訪れてみたのですが、やはりこの Edgar Degas: A Strange New Beauty は、人気のある特別展でたくさんの人々が訪れていました。
先日オープンしたばかりのメトロポリタン美術館の別館、メットブロイヤー (MET Breuer) で行われていた特別展 “Unfinished” のような実験的な作品もあります。普通美術館に展示されているような完璧な作品ばかりをみていると、天才画家たちは軽々とそういう作品を描いているように思ってしまいますが、実際は、どんなにすごい絵描きさんでも、実は色々と新しい試みをためしてみたり、実験的な作品をいくつも描いたりして、すごい数の作品を生み出していることがわかります。最近、そういった有名画家たちの人間っぽさが伝わってくる作品の展示が多くみられ、新たな視点を見せてくれておもしろいです。
ドガは、版画と絵画の中間で、ガラスや金属の上に絵を描き、それを版画のように紙に写すモノタイプという手法にも凝っていたようです。
ドガというと踊り子。とてもかわいいピンクのバレリーナ。
バレリーナの作品が大集合しているので、女性客の割合も多く、バレリーナっぽいお客さんも多くみられました。
踊り子以外にも風景画、そしてモノタイプの作品など普段あまり見ることがない作品も多く並んでいます。
MOMAのキュレーターが今回のドガの特別展、特に珍しいモノタイプについて詳しく解説しています。
ドガの特別展のためのギフトショップもあります。
ドガの得意なバレリーナの絵が色々売っているので、ファンは必見です。この特別展は、7月24日まで開催されています。
帰る頃にはミュージアムの中は人がいっぱいでした。曜日によっては、夜遅くまで楽しめるのがニューヨークのミュージアムのいいところです。
MOMA では金曜日の夕方4時から8時の間、ユニクロのスポンサーで無料で入場できます。4時前後はチケットの列が大行列になり、館内はすごく混みますが、時間が合えば利用してみるのもいいかもしれません。
MOMA の定番のみどころはこちら。
昨年末のピカソの特別展もすばらしかったです。