MoMA(ニューヨーク近代美術館)には分館として、クイーンズのロングアイランドシティーに、MoMA PS1という、コンテンポラリーアート専門のアートスペースがあります。そのMoMA PS1を会場とし、週末にニューヨークアートブックフェアー (NY Art Book Fair) が行われていました。アーティストたちの作品の直売なども行われ、普段、流通していないような珍しい本やアート作品もたくさんあり、多くの人が訪れていて、とても盛り上がっていました。
今回はじめてやってきましたが、このブックフェアイベントは、なんと今年で10回目だそうです。現在では、350ものアーティスト、クリエイター、出版社などが参加する大イベントとなっています。
PS1の会場に入るとすぐ目の前に現れたのはこちらの丸いテントです。
コートヤードの丸いテントの中では、アーティストたちの販売テーブルが並び、お客さんたちが集まっています。お客さんとクリエイターが直接お話しできる形態なので、そんなやりとりを楽しめるイベントでもあります。
アーティストたちが作り上げた作品の披露の場ということもあり、熱いトークが止まりません。
別のテントスペースも大熱気でした。さすがニューヨークだと思ってしまう、クリエイターの数の多さです。
もともと学校だった建物なだけあり、廊下の様子が本当に学校のよう。まるで学校の休憩時間みたいな光景です。
なんだか楽しい雰囲気の学校。廊下の階段にもアートがいっぱいです。
廊下にこんなアートも。
地下にはこんなお部屋もあります。
建物の中もすべて解放され、お店屋さんになっています。
以前紹介したレッドフックのギャラリーもそうでしたが、こちらも文化祭のような雰囲気です。
一部屋丸ごと貸し切りで、自分の作品を並べているお店もあります。それぞれのお店が個性的で独特な世界観が広がっていて見て回るだけでも楽しめます。
写真集やアート作品集のような本も大人気でした。
壁にアートを描いているところなのですが、スラスラと描いていく様はさすがです。
ミュージアム自体の展示かな?変わった映像アートも流れていました。
ポスターやイラストのお店も大人気でした。
ニューヨークのクリエイティブな世界をのぞいてみたい人にはオススメのイベントです。アーティスト心をとらえるような特別なお気に入り作品に出会ったのか、みんな結構いろいろと買ってましたよ。
コートヤードではドリンクも売っていて、ブックフェアで色々周ってきた後は、みんなのんびりくつろいでいます。
PS1のミュージアムにはなんだか懐かしいような雰囲気のカフェもあります。学校の教室の雰囲気を生かしているので、なんだかランチタイムのお教室みたいな。
かわいいトートバッグや、オリジナルのデザインのTシャツなども販売中。
PS1のギフトショップ。楽しい本のセレクション。
とても広いスペースを持つ MoMA PS1 は、定期的に、未来のアートを感じられるような一風変わったアートの展示やイベントが行われているミュージアムです。MOMA に訪れた後、同チケットで14日以内だと無料で入れますが、特別展で入れない場合もあります。イベントをチェックしてから訪れてみて下さい。
MoMA PS1
22-25 Jackson Ave, Long Island City, NY 11101 MAP
マンハッタンからイーストリバーをはさんだ対岸のクィーンズのロングアイランドシティへやってきたのは、かなり久々でしたが、とても活気づいている様子でした。周囲は、コンドや高層ビルの建設ラッシュの模様。アートブックフェアの帰り道、その周辺で遊んできましたが、リバーサイドの公園も綺麗に整備されていて、新しいブリューワリーも続々と登場している様子でとても賑やかになっていました。
こちらは、NYCによるロングアイランドシティーの紹介ビデオです。