夏に訪れたカナダのモントリオールは、北米にありながらフレンチなグルメや文化、観光を色々と楽しめる街でした。ニューヨークのセントラルパークのような美しいモンロワイヤル公園へ行ったり、モントリオールの旧市街やかっこいい芸術的なグラフィティがあふれる街の中心地を散策したりと、いくつか紹介してきましたが、他にもまだまだみどころがあります。
このかわいいハートのアート作品が並んでいるのは、カナダ最古の美術館、モントリオール美術館 (The Montreal Museum of Fine Arts) です。カナダ、モントリオールの街は、ニューヨークと通じる部分もあり、見れば見るほど、センスがいいな、と感じるところが多いんです。
Montreal Museum of Fine Arts
モントリオール美術館 (The Montreal Museum of Fine Arts) はカナダの中で最も古い美術館です。規模も大きく、立派な建物が3つもあり、どこが美術館のメインの入り口か、迷ってしまうほどです。そのうちのひとつが、ロマネスク様式の趣のある教会の建物です。
普通の町の美術館だと、この建物1つで十分立派な1つの美術館です。それぞれの建物の前に、著名なアートも飾られていて目を引きます。モントリオール美術館の3つの大きな建物は、一角にまとまって建っていて、地下でつながってひとつの美術館になっています。
ケベック州のアーティストの作品も含め膨大なコレクション数を誇るモントリオール美術館、実は、そのアートコレクションをウェブサイトで見ることができるようになっていて、最近の美術館の進化に驚いています。例えば、Archaeology and World Cultures のセクションへ訪れてみると作品の一覧を見ることができます。
それぞれの作品には、さらに丁寧な説明も書かれています。
モントリオール美術館のThe Sculpture Gardenは、美術館の建物が建つ一般の道路沿いに、パブリックアートとして、展示されています。アートをより人々の身近にというコンセプトが今主流なのか、そんなアイディアもおもしろいです。
モントリオール美術館のギフトショップは、なかなかのセンスの品揃えです。
和風の小物も取り揃えられていて、カナダでも和のものが人気のようです。
Montreal Museum of Fine Arts
1380 Rue Sherbrooke O, Montréal, QC H3G 1J5, Canada MAP
McGill University
モントリオールの美術館からほど近いところにある、カナダでもトップクラスの大学、マギル大学 (McGill University) があります。モントリオールの商人、James McGillさんが設立した大学がもとになった大学で、1821年に公立の大学になりました。そもそもモントリオールとは、毛皮ビジネスの街ですが、James McGillさんは、その毛皮ビジネスから出発し、その後様々なビジネスで財をなし大学を設立したそうです。
夏休みということで、あまり学生さんは多くありませんでしたが、アメリカの大学同様、大学のツアーは行われていました。
McGill University
845 Rue Sherbrooke O, Montréal, QC H3A 0G4 Canada MAP
Parc Jean-Drapeau
モントリオールの街からちょっと離れた2つの島に、ジャン・ドラポー公園 (Parc Jean-Drapeau) という大きな公園があります。セントローレンス川に浮かぶ離れ島、サンテレーヌ島と、人工的に作られたノートルダム島に公園はあります。公園内にある目立つ半球は、「Biosphère」という、Environment Museumです。
この二つの島は実はもともとは、1967年に万博が開催された時の場所です。現在は、ジャン・ドラポー公園になり、遊園地や、イベント会場、F1サーキット場、プール、カジノ、タワー、などとして使われています。
緑豊かな静かな公園で、サイクリングするのにぴったりな場所。
Circuit Gilles-Villeneuveというサーキット場があり、今年も、F1グランプリが行われたそうです。
Parc Jean-Drapeau
1 Circuit Gilles Villeneuve, Montréal, QC H3C 1A9, Canada MAP