無印良品を運営する良品計画のアメリカの子会社、MUJI U.S.A. が、コロナのため経営破綻し、チャプター11を申請しました。2007年にオープンしたアメリカ進出一号店のSoHo 店をはじめ、ニューヨークに 8店舗、全米でも 18店舗と急拡大していましたが、コロナの影響は大きく、経営破綻となってしまいました。
MUJI U.S.A. は、全米では、コロナ流行の初期の中心となり、長期に渡ってビジネスの閉鎖が続いていたニューヨーク周辺と、現在、再び再流行中のカリフォルニア州を中心に展開していましたが、その影響は大きく、売上が急減する中、高いレントを支払い続けるのは、困難なようで、経営破綻、チャプター11の申請に至ったようです。
負債は、5000万ドルから1億ドル程だそうです。
店舗の閉鎖など今後の再建計画の詳細はまだ明らかではありません。
こちら にあるように、5月28日以来、コロナ後の店舗の再開を進めていて、ニューヨークでは、ハドソンヤード以外のほとんどの店舗は、再開を果たしていました。一方、カリフォルニア州のほとんどのお店は、閉鎖中となっています。今後、店舗の減少はあるかもしれませんが、是非、ニューヨークに残って欲しい所です。
コロナにより不動産全般に影響が出ていますが、ニーマンマーカス、JC Penny、J Crew、ブルックスブラザーズ、そして、Ann Taylor や Loft を所有する Ascena も破綻が近く、大規模な店舗削減に乗り出しており、中でも商業物件への影響は、甚大となりそうです。
Muji は、ニューヨークには、5番街のお店を含め、SoHo、タイムズスクエア、チェルシー、イーストビレッジ (Cooper Square)、59ストリート、ウィリアムズバーグ、最近では、ハドソンヤード など全部で8店舗程あり、急拡大していました。
