シカゴ現代美術館 (シカゴコンテンポラリーアート美術館 Museum of Contemporary Art, Chicago (MCA)) は、フォトジェニックな目を引く現代アートが集まる素敵なミュージアムです。現在進行形のコンテンポラリーアートはキュレーターの個性がより出てくる領域ですが、ニューヨークとシカゴでは感性も全然違うようで、館内を見て回るとそんな違いも感じられ、とても楽しめました。
シカゴ現代美術館(シカゴコンテンポラリーアートミュージアム MCA)は、1967年に設立された、1945年以降の現在進行形のアートのコレクションに特化した美術館です。シカゴのループの北側の有名なショッピング通り Magnificent Mile や、展望台のある ジョンハンコックセンター の近くにあります。
最初の展示ルームは、ジェフ・クーンズ (Jeff Koons) のこんなかわいいアートからスタートします。MCA は、Jeff Koons さんの個展がはじめて開催されたミュージアムだそうで、初期の頃にはこんな作品も作っていたようです。
ちなみに、NY のロックフェラーセンターでも、ジェフ・クーンズ (Jeff Koons) のこんな巨大バレリーナが飾られて話題になったことがあります。
アニメ風な作風の作品もいくつかあり、シカゴではかわいいテイストのアートも好まれるようでした。
広い贅沢な空間にアート。
ニューヨークのコンテンポラリーアートミュージアムと言えば、ニューミュージアムや、ホイットニー美術館などがありますが、ニューヨークとシカゴの現代アート、コンテンポラリーアートの違いで印象的なのは、ニューヨークのアートは強烈で奇抜なものが多い感じですが、シカゴのアートは優等生的な品のあるアートが多いです。彩鮮やかで綺麗なアートが多いシカゴのアートはフェミニンな感性のものが多いとも言えるかもしれませんが、私は結構好きです。
可愛らしいファッションのテーマ。
カラフルな色合いのアートも色々。
シカゴ現代美術館で、コムデギャルソンの川久保玲さんの作品を見ることができます。
メトロポリタン美術館でも川久保玲さんの特別展が開催されたことがあります。
ドローンと天井からとろけ落ちてきそうなおもしろい迫力のアート。
ニューヨーク最大のアート展、アーモリーショーでも見かけたような缶のアート。缶のアートはどれも不思議とインスタ映えするようなアートです。ちょっとシニカルにバッドニュース(悪いニュース)の詰まった缶なんていうものも混ざっていたりします。
シカゴ現代美術館では、村上隆 (Takashi Murakami) さんの特別展なども開催されたりしています。
キュレーターさんの好みもあると思いますが、たしかに、この美術館のコレクションを見ていると、村上隆 (Takashi Murakami) さんの作品はよくマッチしている気がします。
最近コンテンポラリーアートの世界で大人気なのは映像などの新しいテクノロジーを用いた作品です。ニューヨークでも映像アートがとても流行っていますが、 MCA でも映像アートの展示が色々ありました。映像だらけの展示ルーム。テーマはダンス。円形にテレビを置いた映像展示もあり、そちらでもダンスをテーマにした映像アートが流れ続けていました。
風に乗ってダンス。
そんな中、ライブのミュージックによるライブのダンスも見られました。
アンディー・ウォーホール。
ふわふわと浮く銀の枕を上に上に押してあげる体感型アート。以前ニューヨークでも体験したことがあります。
夏らしい涼しいアートはまるでインスタアートのようです。
ミュージアムの階段部分も美しく、芸術的です。
シカゴコンテンポラリーアートの館内もおしゃれ。思わず座ってみたくなるおしゃれなソファーとテーブル。
カフェやレストランもあります。
ギフトショップも充実していました。
シカゴ現代美術館では、シカゴの観光パス が利用できます。とてもお得にシカゴ観光ができるので、おすすめです。
シカゴコンテンポラリーアートミュージアム (MCA) では、イリノイ州の住人であれば、毎週火曜日は入場料無料です。
シカゴ現代美術館 (シカゴコンテンポラリーアートミュージアム)
Museum of Contemporary Art, Chicago (MCA)
220 E Chicago Ave, Chicago, IL 60611 MAP
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