アメリカの大都市にはどこへ行っても必ずひとつはある、科学博物館ですが、ボストンにも大きな立派なサイエンスミュージアムがあります。”Da Vinci – The Genius” という興味惹かれる特別展が開催中だったこともあり訪れてみました。
チャールズリバー沿いの水辺に立つガラス張りのミュージアムなので、入り口を入るとまず目の前に見えるのは、とても綺麗な水の景色で、明るい雰囲気のミュージアムです。
美しい建物ですが、その組織としての歴史は古く1830年に設立されたそうです。
まずは、一番のお目当てだった、ダヴィンチの特別展から見ていきます。
色彩が変わるだけでずいぶんと印象が変わるモナリザ。
モナリザのスマイル、組んでいる手などパーツをクロースアップしてみてみます。
最後の晩餐の有名な作品についても学ぶことができ、わりと大人向けの内容かな、と思いましたが、たくさん子供たちも訪れていて、興味津々学んでいました。
この他、ダビンチが考えていた様々なアイデアが模型の形で所狭しと並んでいます。
世界の様々なミュージアムで巡回して行われている展示のようで、こちらはボストンのものではありませんが、こんなプロモーションビデオが作成されています。今回のボストン科学博物館での特別展は2月26日まで開催されています。
これもダヴィンチ展の続きですが、体の解剖学の展示でした。ダヴィンチは本当に多才な人だったことが実感できます。
アート、科学、工学、医学と好奇心の赴くままに様々な分野で活躍したダヴィンチのミニバイオです。
ダヴィンチ展に続き、人間の体に関する展示。子供たちが興味惹かれるように展示が工夫されています。
アメリカのミュージアムはどこもなかなかの広さがあります。このサイエンスミュージアムも、じっくり色々体験しながら遊ぼうと思ったら普通に一日楽しめると思いますが、1時間半から2時間程あれば取り敢えず全体を見て周ることができます。
アメリカのミュージアムは、意外とそれぞれ個性や強味があり、また様々な特別展を行っていたりと、訪れる場所それぞれで、毎回新たな発見があります。
ニューイングランド地方の自然に関する展示。
なんだか映画から飛び出てきたような色々な恐竜がいるコーナーもあります。
トルネード(竜巻)がどうやってできるのか?竜巻の性質を目の前で見ることができるおもしろい展示もありました。うずがどんどん大きくなっていく様子が見られて、竜巻の勢力が増していく様子がわかります。
竜巻ができているところに、一瞬手をかざしてみると、途端に竜巻が途切れて、一気に勢力が弱くなります。小さな微弱な竜巻が大きくなるまでには再び時間がかかる様子などもわかり興味深かったです。
視覚のトリックコーナーも。なんだか和風なテイストのトリック絵も。どこに焦点を合わせるかで異なった絵が見えてきます。
ニューヨークのサイエンスミュージアムでも見たことがあったかもしれませんが、みんなが思わず試してみたくなるようなデジタルのコーナーもあります。
時間があれば、プラネタリウムやIMAXシアターなども楽しめます。
最後にミュージアムの出入り口のところには、大きなギフトショップがあります。
ダヴィンチ展は一般向けですが、全般的には子供連れにおすすめの構成となっています。
ボストン科学博物館 Museum of Science Boston
1 Science Park, Boston, MA 02114 MAP
入場料:大人25ドル、子供20ドル
ボストンの観光パス を利用するのもおすすめです。
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