アッパーイーストサイド5番街のミュージアムマイルにあるミュージアムのひとつ、ニューヨーク市立博物館 (Museum of the City of New York)(ミュージアム・オブ・ザ・シティ・オブ・ニューヨーク)は、ニューヨークの歴史、社会、文化やアートをテーマにしたミュージアムです。メトロポリタン美術館 や MOMA などとは、また一味違ったミュージアムで、共通のテーマはニューヨークですが、一部屋一部屋それぞれ個別のテーマでオリジナリティがある展示が見どころとなり、同じひとつのミュージアムとは思えないくらい様々なテーマが集まっています。個性的な異なるテーマが集まっているのですが、共通点はニューヨーク、とてもニューヨークらしさ溢れる展示が楽しめる、ニューヨーク好きにおすすめのミュージアムです。
ニューヨーク市立博物館の見どころの一つとなっているのが実はミュージアムの建物です。ニューヨーク市立博物館は、ニューヨークを舞台にした大人気ドラマ ゴシップガール に登場した、主人公たちが通っていた学校の建物が、まさにこのミュージアムで撮影されたものだったのです。そんなニューヨークのドラマのロケ地巡りを楽しむ人々も訪れる人気のミュージアムになっています。
ニューヨーク市立博物館 (Museum of the City of New York) は、1932年にこの新ジョージアン様式の建物に移り、それ以来80年以上も続いているミュージアムで、ニューヨークのランドマークにも指定されています。ミュージカル、ハミルトン や 10ドル札のデザイン変更 で最近注目を集めていて、ニューヨークでとても愛されている人物、アレクサンダー・ハミルトン (Alexander Hamilton) の像がニューヨーク市立博物館の正面壁にあり、目の前のセントラルパークを見つめています。
ミュージアムの入り口を入るとすぐ目の前に現れるのは、キラキラとした美しいらせん階段の光景です。スターライト (StarLight) という作品で、みんなの目をひき、絶好の写真スポットになっています。
1階奥のお部屋では、ニューヨーク・ブルックリン生まれのグラフィックデザイナー、Paul Rand さんの Everything Is Design という展示が行われています。コーポレートロゴデザインで有名な Paul Randさんがデザインした企業の広告やロゴを集めた展示です。IBM や UPS などの企業のロゴデザインをはじめ、この頃からカラフルで愛嬌のある温かみのあるデザインがたくさんあり、現在に続く企業ロゴの元祖のような感じを受けました。結構ひとつひとつを丁寧に見てみたくなる興味深い展示でした。
ニューヨークでスタートした LGBTムーブメント は、人種のるつぼと呼ばれ、多種多様な人が大勢集まるニューヨークでは、昔から様々な社会運動が行われてきました。そんな社会運動に関わったアクティビストたちの展示も迫力があり、かつてニューヨークで行われていた活動、社会問題などを知ることができます。
どれもニューヨークらしい展示なのですが、その中でもやはりこれはかなりニューヨークらしいと感じられる展示は、ヒップホップレボリューションです。ヒップホップは、1970年代のニューヨーク、サウスブロンクスで誕生したそうです。
廊下で見つけたとても美しいニューヨークの上空から見たゴージャスな夜景。
昔のニューヨークの街の光景。
New York’s Gilded Age という、当時のニューヨークの豪華なお屋敷な雰囲気の展示です。
映画の世界で見るような、昔ならではのとても美しいデザインのドレスの展示。
絵が飾られた壁などのインテリアの雰囲気が豪華さを醸しだしています。
ティファニーの宝石もいっぱい。
廊下に、こんなかわいらしいドールハウスが展示されていたりもします。Carrie Walter Stettheimer のドールハウスです。ヨーロッパの宮殿などでの展示のような雰囲気で、当時のニューヨークのヨーロッパへの憧れのようなものを感じます。
1階では、ニューヨークの街に今も現存する建物とその建物の昔の様子を比べられる、SAVING PLACE: 50 YEARS OF NEW YORK CITY LANDMARKS という展示がありました。ニューヨークの街に今も見ることができる建物が多いので、知っている建物も色々とあり、現在の展示の中でも一番人気でした。
このミュージアムのギフトショップは、さすがニューヨーク関連のミュージアムなだけあり、ニューヨークグッズがたくさん揃っています。ニューヨークの人気お土産スポット のひとつです。
“Diversity”(多様性), “Opportunity”(チャンス) and “Perpetual Transformation”(絶え間ない変化)と言ったフレーズがよく似合うニューヨーク。
ニューヨーク市立博物館でも、21世紀に入り大規模なリノベーションをフェーズに分けて行われ、2015年に完了しました。
そんなリノベーションの様子とミュージアムの雰囲気が分かる映像です。
アメリカを代表する都市ニューヨークの歴史、文化などに触れることができる、ニューヨーク市立博物館は、ニューヨーク好きにおすすめのミュージアムです。
ニューヨーク市立博物館 Museum of the City of New York
1220 5th Ave, New York, NY 10029 (103 St) MAP
開館時間: 10am – 6pm
休館日:Thanksgiving Day, Christmas Day, New Year’s Day.
入場料:
大人 $20
シニア・学生(ID要) $14
19歳以下 無料
ディスカウントチケットもでています → こちら。
※ お得なニューヨーク観光パス ニューヨークパス も使えます。
ニューヨークの見どころはこちら!