ニューヨークでは、今週末、アメリカ最大のコミックコンが行われていて、様々なキャラクターに扮した人々を街中でたくさん見かけましたが、そんなイベントに合わせて、月のミュージアム (Museum of the Moon) も登場しました。コミコン同様期間限定イベントで、月のミュージアムは週末のみのポップアップイベントでしたが、本物の月を精巧に模した巨大な月があるとても幻想的な体験のイベントでした。
場所は、ニューヨークコミコンの会場となっている ジャヴィッツセンター (Javit Center) のお隣のハドソン川沿いの建物です。
少人数づつ、会場内へと入っていきますが、まるでテーマパークのアトラクションへやって来たようなワクワクする雰囲気です。
会場内は、雰囲気のあるなかなかかっこいいディスプレイとなっています。
宇宙服をはじめ、宇宙、月探査に関係のある遺品が展示され、音声で解説されていました。
そこにある宇宙船のベッドでは思わず体験してみたくなります。
実際に宇宙で使用されたものなども展示されていました。
様々な宇宙での必需品。
抹茶のような粉末食品も。
そして、展示ゾーンを抜けると、いよいよ巨大な月とご対面です。小さな展示ゾーンから開けた大きなお部屋へと通され、そこには中央に巨大な月が輝き、とても幻想的な空間です。月をこんな風に目の前で見る機会はなかなかないので、とても新鮮で感動的な体験です。
寝転がりながら、まるで宇宙に浮いている気分で月の鑑賞を楽しみます。
月に接近してみると、まるで実物の月の表面のように精巧にできています。
ところで、この Museum of the Moon と題された、実物の50万分の1のサイズの月は、イギリス人アーティスト、Luke Jerram さんが中心となり製作されたもので、世界中の様々な場所で、展示されています。今回のニューヨークでの展示は、アメリカでは初登場となりました。
この週末オンリーのポップアップミュージアムは、大ヒットし、映画にもなった “The Martian” の作者 Andy Weir さんの新作となる “Artemis” の 音読本の Audible によるプロモーションイベントの一貫として開催されました。Andy Weir さんは、科学的事実に基づいたSF小説で、本当に起こり得るかもしれないと思わせる作風の作家として知られており、新作の “Artemis” は、月に造られた植民地 “Artemis” を舞台とした犯罪小説だそうです。
こちらが “The Martian” の予告編です。前作のヒットにより、今回の新作の映画権は既に売却済みと言うことで、そのうち映画でも登場すると思われます。
ところで、コミコンが開催中の週末のニューヨークでは、ムーンミュージアムの会場のすぐお隣にあるジャヴィッツセンターとその周辺を中心に、仮装した人たちがいっぱい溢れていました。
昨年はコミコン会場内の様子もお伝えしましたが、クリエイティブなコスプレ姿の人たちが集まる笑顔いっぱいの楽しいイベントです。
ジャビッツセンターの最寄りの地下鉄の駅は、まだ2年ほど前、2015年にできたばかりの 新しい駅 ハドソンヤード駅 です。仮装したにぎやかな人たちがずらずらと並んで街を行く様子もおもしろかったです。