Billboardによると週間アルバム売り上げが1991年以来の最低を記録したそうです。
そういえば最近、Pandora、Spotify等ストリーミングサービスのおかげで、日常生活でより音楽が流れているような気がしますが、全然お金を使ってませんね。
先日、久々の長距離ドライブ中、自分の好みとは関係なしにラジオから流れてくる曲を聞いて、ちょっと新鮮な気分がしました。たまにはランダムに曲を聴くのもいいものです。
90年代っぽい懐かしいリズムで耳に残った曲がこれ。カナダ出身で現在ブルックリンをベースに活動しているKieszaのHideawayです。今年の1月までほぼ無名だったアーティストが、2月にこのビデオをリリースして以来、なんとUKのチャートで1位を取るなど、一躍大人気に。アメリカではそこまで知名度はないかもしれませんが、特にヨーロッパ、カナダで人気が高いようです。
なんか見覚えのある壁画だと思ったらブルックリン、ウィリアムズバーグの北端です。幼少時代にはバレエをやっていて、ボストンのBerklee College of Musicに留学に来る前は、カナダの軍隊にいたそうです。書いて、歌って、踊る。もちろん豪華さはありませんが、シンプルで素晴らしい出来ですね。
そしてこちらがロシアからのダンスカバーです。Pharrell WilliamsのHappyのカバーといい、アイスバケツチャレンジといい、世界中がシンクロし、みんながアーティストの時代がやってきたのでしょうか?
こちらはGiant In My Heart。ダンスというより、ジョークですが、こんな人いそうと思わず笑ってしまうようなニューヨークの生活が面白おかしく描かれています。
少数の人々がアーティストを選び、大金をかけてプロモートする時代は終わったのかもしれませんね。光るアーティストはすごいスピードで成長していくようです。Music Industry Blogによるとアルバム自体の売り上げは激減しているようですが、ストリーミング、サブスクリプション、ライブコンサート、広告、出版など多角的にみれば、2000年から比べてほぼフラットとのことです。YoutubeでもDonation機能のサポート、Spotify等に対抗すべくサブスクリプションサービスの開始が噂されているように、今後個々のクリエイターを助ける仕組みはより充実していくと思います。
ちなみに、ニューヨーク周辺で撮影されたミュージックビデオといえばEminemのNot Afraidもあります。ニューヨークシティーホールと、ブルックリンではなく、さすがEminem、Newarkのダウンタウンで撮影したようです。こちらは相当お金はかかっていそうですが、とてもクールな映像です。
アーティスト気分で、絵になるニューヨークを巡るのも楽しいですよ!