NASA 国際宇宙ステーションへ宇宙旅行!2020年ISSへついに民間旅行者も訪問可能に

Space Center Houston (8)

NASA により国際宇宙ステーション(ISS) の民間利用オープン化の発表がされました!これで、国際宇宙ステーションへの民間人による宇宙旅行が可能となります。早ければ、来年、2020年には、民間人による ISS 訪問が実現するそうで、その収益は、2024年を目標にNASAが進めている新月面計画、アルテミス (Artemis Moon Program) に利用されます。

近年、SpaceX をはじめとする宇宙関連スタートアップが目覚ましい成果を上げていますが、長年停滞していた宇宙開発計画も、人類を火星に送ることを目標に、再び盛り上がって来ています。人類を火星に送るプロジェクト において発射基地として計画されているのが、今から50年前、1969年7月20日に、アポロ計画により、初めて人類が到達した「月」です。

Museum of the Moon (1)

1972年を最後に、その後、月には誰も足を踏み入れたことはなく、現在に至っていますが、NASA では、2024年を目標に、史上初の女性を含め、再び人類を月に送る アルテミス計画 が、先月発表されました。そして、そんなアルテミス計画のファンディングの一つとして今回発表されたのが、国際宇宙ステーションの民間利用オープン化です。

国際宇宙ステーション(ISS) は、地球から近い低軌道上にある居住可能な人工衛星です。20年程の歴史があるアメリカ、ロシア、日本、EU、カナダによる国際宇宙プロジェクトで、これまで200人以上の人が ISSに滞在し様々な任務にあたっています。

ISSの予算として、NASA は、年間 30-40億ドル程のコストをかけていますが、最終的には、ISSを含めた低軌道 (low-Earth orbit) プロジェクトは、民間に任せ、予算をアルテミス計画を含めた、火星プロジェクトに割り当てて行きたいという方針のようです。

NASA国際宇宙ステーション (ISS) への宇宙旅行は、SpaceX などISSにドッキングが許可されているロケットに乗って行くことになります。気になる、NASA国際宇宙ステーション (ISS) の宿泊料金ですが、料金表によると、滞在は、一泊$35,000 (約380万円)程で、最長30日間まで滞在できるようです。1回の旅行費用ではなく、一泊の宿泊費用です。
もっとすごいのは、NASA国際宇宙ステーション (ISS) への往復チケット代ですが、これが大体6000万ドル(約65億円)くらいといわれています。
最初は、かなりの高額ですが、オープン化されれば、競争やイノベーションなどにより、次第に値段は下がっていくのではないかと思います。
とはいえ、金銭的なハードルに加え、体力的条件なども色々あるため、宇宙旅行は誰でも行けるものではなく、ごく限られた人数のみとなります。

こちらでは、NASA の国際宇宙ステーションの民間利用オープン化を含め、最近のNASA関連のニュースが紹介されています。

宇宙まで行くのはまだまだ時間がかかりそうですが、アメリカには気軽に訪れることができる NASA の施設があります。実際に宇宙開発が行われている現場がある、ケネディ宇宙センターと、ジョンソン宇宙センターという、アメリカのとても有名な NASA の施設です。オーランドやヒューストンという旅行者に人気の旅行先で宇宙を体験してみるのもおすすめです。

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NASA 国際宇宙ステーションへ宇宙旅行!2020年ISSへついに民間旅行者も訪問可能に was last modified: 6月 11th, 2019 by mikissh