ニューヨークでは、高級デパートのアウトレット店が次々と進出してきていますが、先日、ブルックリンハイツを訪れたとき、ブルックリンのダウンタウン、シティホール近くにあるニーマンマーカスのアウトレット、ニーマンマーカス・ラストコール (Neiman Marcus Last Call Studio) があったので、立ち寄ってみました。お目当てのものが見つけられれば本当にラッキーです。アウトレットなので、デパートのような優雅な雰囲気はないけれど、ウッドベリーアウトレットのように一日がかりで遠くにショッピングに行かなくても、地下鉄で簡単にアクセスできる場所にあるというのはうれしいことです。
もともとニーマンマーカスのデパートは、ニューヨークにはありませんでしたが、2014年にこちらのニーマンマーカスラストコールが登場しました。
地下鉄のBorough Hall 駅のすぐ近くのとてもいい立地にあり、今回、はじめて立ち寄ってみました。
ニーマンマーカスというとゴージャスなイメージありますが、ニューヨークにできる有名デパートのアウトレットは、全体的にお店の作りや雰囲気に関しては期待するようなものではありません。期待できることはただひとつ、良いものが安く買える掘り出し物を見つけることだけです。優雅にお買い物を楽しむ雰囲気ではありません。
女性ものが全体的に多い感じです。
ニーマンマーカスから卸されてきた割と質がいい感じのシューズやドレスがありますが、思ったよりも数は少なく売り場面積はそんなに広くありません。
アクセサリーやサングラスなどの売り場に活気がありました。
すごく目についたのがフルラ (FURLA) のバッグ。定価よりすでに大幅値下げされているものが、さらに40% OFF という破格。
もちろん紳士物も一揃い揃っています。スーツから、ベルト、ネクタイ、シャツなどなど。
Neiman Marcus Last Call
210 Joralemon St Ste B, Brooklyn, NY 11201 MAP
*ブルックリン店は残念ながら閉店になりました。
実はこのニーマンマーカス、以前紹介しましたが、2018年に現在開発が進行中のハドソンヤードに、通常のデパート部門がやってくる予定となっています。どちらかと言うと、順番を逆に、アウトレットの進出よりも、本家のデパートを先に持ってきた方がイメージが良かったかもしれません。
ダラスが本拠地のニーマンマーカスは、こちらにあるように、今回の四半期の成績も奮わず、4期連続で売上が下がり続けているようで、買収されるのでは?という噂もあるようです。こちらにあるように、決算発表では不振の原因を何かのせいにしないといけませんが、CEOによるとブロガーやSNSによる流行サイクルの加速を挙げており、果たして、現在のファッション業界の変化の速度に対応していけるのか少し心配です。
ニューヨークのアウトレット特集も参考にどうぞ。