ニューヨークのトレーダージョーズはウィズコロナの今、店内の人数制限がされていて、お店の外に入店待ちの列ができます。列には慣れていて並ぶのは構わないけれど、今週末の行列は今までで一番すごい大行列でびっくりしました。アメリカ人にはお正月はないはずだけど、帰省などニューヨークを離れていた人たちが一気に街に戻ってきたのか、家の空っぽの冷蔵庫を満たすべくカートに山盛りの溢れんばかりの食料を買い込んでいる感じでした。そんなトレジョで、この日、珍しく新商品を試してみました。
チェルシーのお店の入り口からずっとずっと続いている列。トレジョの待ち列は、普段せいぜい10人くらいで、5分も待たないうちに入れるくらい回転率がいいです。でもこの日は、ずいぶんと長い列になっていて、入り口からずいぶん距離がありました。ニューヨークでは最近誰に言われるまでもなく、みんな普通にソーシャルディスタンスをとって並びます。紙袋を購入することもできますが、エコバッグ持参の人もすっかり増えています。
Trader Joe’s は、商品を絞り込んだ感じの自社ブランド中心の品揃えのスーパーです。他のスーパーとは一味違った独自路線を行き、全米、そしてニューヨークでも人気のスーパーとなっています。他のお店では見られない、興味惹かれる冷凍食品なども多く、どんどん登場してくる新商品も楽しみの一つです。
この日、珍しく目に入って思わず手を伸ばしてしまった、トレジョの新商品。
フレンチオニオン・マカロニ&チーズです。3日前に発売されたばかりの新商品で、フレンチオニオンという響きにちょっとそそられ、しかも写真が美味しそうだったので、レジ列に並ぶ直前、思わずカートにいれてしまいました。ちなみに、トレジョの新商品は、こちら で紹介されています。
マカロニ&チーズというと、アメリカでは、いわゆる「マックンチーズ」と呼ばれる食べ物です。アメリカンのマカロニ&チーズはレストランで食べるととっても濃厚で、でもお店によって個性がでる、それぞれの家庭やお店でオリジナルのレシピがある食べ物です。
トレーダージョーズのマカロニ&チーズはどんなだったかというと、結構意表をつかれました。
トレジョでお買い物をしたその日に、さっそく、フレンチオニオン・マカロニ&チーズを食してみることにしました。
忙しかったのと、お腹が空いていたこともあって、この手抜き料理は助かる!と思ったのです。
いざ箱を開けて、作り方のインストラクションを読み始めたら、ちょっと衝撃!
オーブンで、45~50分ベイクするって書いてあります。
え?!そんなに時間かかるの?
お腹がすいててつらいんだけど、今から50分。。。
普段滅多に冷凍食品を買わないけど、私の中では、冷凍食品=時短、簡単、お腹が空いている時に、すぐ食べられる食品のつもりでいたのです。
箱の外に作り方は書いてあるので買う前にわかることなのですが、すっかり油断していました。
作り方のインストラクションには、もう一つ選択肢があって、電子レンジだと7-8分でできると書いてあります。
中身を開けてみると、こんな感じ。この表面のチーズがこんがりと焼けたら、あの箱のような美味しそうなものになるのね。ってことは、レンジでチンだけじゃ、あの絵のようにはならないし、やっぱりオーブンで焼かないと美味しくないよね。。。
ということで、作り方の説明通りに、375度にオーブンを温めて、オーブンの真ん中の段に入れて、45分タイマーをかけて焼きました。
細かい指示の作り方のインストラクションが書かれていましたが、全くその通りにしたら、本当に箱の写真のような出来上がりになりました。オーブンによって多少ずれがありそうなものなのに、あまりにぴったりな完璧な指示でびっくりしました。
美味しく出来上がった、フレンチオニオン・マカロニ&チーズです!
そして、ついに、実食。熱々出来立てを食べてみると、驚いたことに、トレジョのフレンチオニオン・マカロニ&チーズは、なんと日本のグラタンでした。
アメリカ人が、濃いチーズ味のアメリカのマカロニ&チーズを期待して買うと、期待外れで怒られそうです。
まず、チーズの量が少なく、本来のマカロニ&チーズのようにヘビーなチーズが絡む感じがなく、軽いクリーミーなまさに日本のグラタンな出来上がり。
フレンチオニオン感はあまり感じられないけれど、多分、このコンソメっぽい風味のホワイトソースの部分のことかも。
マカロニはもう少しアルデンテでもいいと思うけど、子供のランチとかでも活躍しそうな一品です。
トレジョの新商品って結構頻繁に出ていて毎回色々試したくなる面白いなぁと思うものが多いけど、アメリカ人好みというよりは日本人好み?って思うようなものもあるので、また紹介したいと思います。
ニューヨークには、トレジョをはじめ、おすすめスーパーが色々あります。