ニューヨークの人気美術館、MoMA として知られるニューヨーク近代美術館が、約4ヵ月の休館期間を経て、リニューアルオープンし、いよいよ明日、10月21日(月)に一般公開が始まります!モマでは、2014年から約5年間に渡り、Diller Scofidio + Renfro のデザインによる拡張リノベーション工事が進められていましたが、その最終段階が完了し、待望の新生 MoMA の姿が、いよいよお披露目されます。リニューアルされ、巨大になったギャラリーも楽しみですが、展示方針も大きく変更が加えられていて注目です!
MoMA と言えば、ゴッホ、モネ、ピカソをはじめ著名アーティストの代表作が目白押しとあって、ニューヨークへの旅行者も楽しみにしている人が多い、人気の美術館です。今年は、$450 million をかけ、2014年からスタートした 拡張リノベーションプロジェクトの最後の仕上げのため、今年の6月から休館となっていましたが、メンバープレビュー期間と前日のサプライズ公開を経て、いよいよ10月21日から通常の一般公開がはじまります。
MoMA は、1929年に設立された歴史ある美術館で、直近では、2004年に完成した日本の建築家、谷口吉生さんのデザインによる建物でした。今回のプロジェクトは、ミュージアムなど文化的施設の設計で著名な建築ファーム、Diller Scofidio + Renfro によるデザインで、これまでの建物に、かつて American Folk Art Museum があった、隣接した敷地も加わり、ギャラリースペースが 30% 程も拡大し、再オープンとなります。じっくり見て回っていると丸一日かかる展示内容となります。
MoMA は、近代アートを中心に、印象派から現代アートまでの幅広いコレクションを有する近現代美術館で、常設展の他、期間限定で開催される様々なテーマの特別展が行われています。これまでは、常設展は、モダンアート、現代アート、フォト、建築、インテリアなど分野毎に分かれていましたが、今後は、1940年以前、1940年以降、1970年以降と3つのフロアに渡り、分野間の垣根なくミックスされて展示されます。またギャラリースペースの増加に伴い、よりたくさんのバラエティに富んだ作品が展示されるようになり、女性アーティストや、アフリカ系アーティスト、そして日本人アーティストもたくさん展示されるようになり、より多様な展示内容となっています。以前は、常設展の展示内容は、あまり変化がありませんでしたが、今後は、スター作品以外のものは、より頻繁に入れ替えられていくようです。
MoMA のスター作品と言えば、まず思い浮かぶ有名な作品には、ゴッホ (Vincent van Gogh) の星月夜 (The Starry Night)。
ピカソ (Pablo Picasso) のアビニヨンの娘たち (Les Demoiselles d’Avignon)。
モネの巨大な作品、睡蓮なども挙げられますが、新しくなった MoMA では、どんな感じで有名作品の数々を見られるか期待している人も多いでしょう。
こちらの映像では、一足早く新しい MoMA の様子が、一部紹介されています。
MoMA への行き方などの基本情報と、有名作品などについては、こちらで紹介しています。
入場料は今まで通り(大人25ドル)で変更なく、ニューヨークパス も使えます。
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