大雪のあとのニューヨークでは、ニューヨーカーたちがこぞって、セントラルパークに集まってきます。そんなセントラルパークで、とっても素敵な雪の巨大なアート作品が、ザ・モールのそばの小道にぽこぽこと登場していて、まるで北海道のさっぽろ雪まつりのような楽しい雪の王国になっています。さっぽろ雪まつりといえば、ちょうど今の時期ですが、一年前私も訪れていたのですが、今年はオンライン開催になっています。
今回のニューヨークの大雪は、連日降り続いたこともあり、かなりの大雪となりました。
一面真っ白の美しい白銀の世界です。
ペセスダ噴水からも近い、ザ・モールの小道に差し掛かったところに、なんだか素敵な雪のアートを発見しました。
そり遊びを終えた子供たちも、雪のアートに気づいて大はしゃぎしています。
ご丁寧に作品名「白鳥 (SWAN)」という看板までたてられています。もう、本当に雪まつりのようですが、実はこれ、イベントというわけではなく、普通に誰かが遊びで作った作品だからすごいんです。アーティスティックな才能あふれるニューヨーカーが普通にそのあたりにいる街なので、時々こういう風に何気なく楽しませてくれるのが嬉しいです。
そして、そのすぐ横には、今度は、カラフルなスカーフを巻いた、お馬さんが登場。みんなが、すごいねー、といって見入っていますが、本当、上手です。
後ろ側から眺めた、雪の馬。しなやかなポーズで、とても丁寧に作られています。
大雪の後もストリートパフォーマーたちがやってきていて、セントラルパークはいつにもまして賑やかです。
ん?あれは何?モアイ像?
高い鼻に、分厚い唇もきちんと描かれている、巨大な顔の作品。一緒に写真を撮りたくて、大きな顔の横に次々と人がやってきます。
大人たちも夢中になっているのは、巨大な雪だるま。
ブラックハットをかぶり、サングラスもかけて、マフラーも巻いて、とてもキマっています。
これ、大人の背の高さの二倍くらいあるんですが、どうやって上に大きな雪の玉をのせたのでしょう?
そうそう、日本の雪だるまと、アメリカの雪だるまって見た目が全然違うんです。
日本の雪だるまは、頭と体で二つの玉からできている雪だるまが当たり前ですが、
アメリカの雪だるまは、きまって、3つの玉でできています。
どうして3つ?それは、頭と、胴体と、足があるから。だからこんな風に縦長で巨大になってしまいます。
セントラルパークに作られた、そんな巨大な雪の彫刻たちを見ていると、昨年の今頃、ちょうど訪れていたさっぽろ雪まつりを思い出します。
今年は、残念ながら例年のような来場型のイベントは中止となり、オンラインでのイベントになっています。昨日、2021年2月4日から2月28日まで、オンラインさっぽろ雪まつり2021 で、フォトコンテストや映像による歴史紹介などが行われています。雪像の作り方のレクチャーもあります。
セントラルパークの公園内で雪遊びを楽しんでいるのは、子供たちだけじゃないです。
大人たちも、かまくらを作ったりして遊んでいる光景を見かけます。
日本のかまくらを知っているせいか、ちょっと小さいし、表面がぼこぼこだなぁ、と気になってしまいましたが、中へ入ったり出たり、写真を撮ったりしてとても楽しそうに盛り上がっていました。
雪の後は、やっぱり世界が真っ白になって景色も綺麗で楽しいですね。雪の中をぴょんぴょんぴょんぴょん、駆け回る可愛らしい子供たち。雪の斜面では、スライダーも大人気になっていました。
先日の大雪で、セントラルパークでは、44cm ほど雪が積もりました。人だけでなく、ワンちゃん、そしてパンダまで、珍しい雪に大はしゃぎで楽しんでいました。
週末の雪のセントラルパークもまた大賑わいになると思います。また新しい雪のアート像が誕生するかもしれないですね。楽しい週末を♡